ダナーのブーツは高く売れる!買取相場や高く売るコツ
ダナー(Danner)のブーツは買取市場でも人気が高く、高値で売れるモデルも多いです。
本コラムでは、ダナーの人気の理由や買取相場、高く売るコツなどをご紹介していきます。
履かなくなってしまったダナーのブーツをお持ちの方はぜひ参考にしていただけたら幸いです。
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ダナーのブーツの魅力
ダナー(Danner)は、1932年にアメリカ・ウィスコンシン州のチペワ・フォールズという街で誕生。チャールズ・ダナーが5人の労働者とともに仕事用のブーツを作り、1足4ドルで売り出したことから始まったシューズブランドです。
質実剛健なつくりは日本でも評価が高く、とくにブーツは人気の定番アイテムとなっています。
買取市場でも需要が高く、高価買取されているモデルも多いです。
なぜダナーのブーツがそれほどまでに人気なのか、その3つの理由をご紹介していきます。
グリップ力の高いビブラムソール
ビブラムソールとは、イタリアのビブラム社が開発したソールで、グリップ力や耐久性に優れています。
今でこそアウトドアブーツに使われる代表的なソールの一つですが、1952年当時のアメリカではまだどのメーカーでも採用されていませんでした。
ダナーはアメリカで初めて登山靴にビブラムソールを採用し、現在も変わらず採用し続けています。
雨の日もスリップを防ぎ、山道や砂利道などの難路に強い堅牢性が評価されています。
世界初!ブーツにゴアテックスを採用
ダナーは、世界で初めて『ゴアテックス(GORE-TEX)』をブーツに採用したブランドです。
ゴアテックスとは2~3層で構成されたファブリックで、肉眼では見えない細かい穴を無数に開けることで透湿性と防水性を両立しています。
今でこそめずらしい素材ではありませんが、初めて採用された当時はシューズの素材として使うのは難しいとされていました。
ゴアテックスは水の侵入を防ぐことはもちろん、長時間履いていても靴の中が蒸れにくく、快適な履き心地が持続します。さらに、透湿性が高いことで悪臭の原因である雑菌の繁殖も防止してくれます。
雨や雪の日、水に濡れる機会の多いアウトドアの際などにも重宝します。
数百以上の工程を手作業で仕上げる
ゴアテックスの機能性が注目されがちですが、アッパーレザーのクオリティの高さも魅力の一つで、その強いこだわりはユーザーからも高い評価を獲得しています。
採用する革には高い基準を設け、数百以上の工程を熟練の職人がハンドメイドしています。
あらゆるテストをクリアした完璧な革のみを厳選し、カットや縫製までも手作業でおこなっています。
手作業ならではの細かいデザインや優れた屈曲性を生み出し、軽快で足にフィットする履き心地は職人技術の賜物です。
ダナーのブーツの買取相場
ダナーのブーツは買取市場でも安定した人気があります。
モデル別の買取相場は以下の通りです。
| モデル名 | 買取相場 |
|---|---|
| ダナーライト | 10,000円~25,000円 |
| ダナーライト2・3 | 10,000円~20,000円 |
| マウンテンライト | 9,000円~25,000円 |
| ビスマルク | 15,000円~20,000円 |
| アンティゴ | 15,000円~20,000円 |
| ヴァーティゴ | 7,000円~15,000円 |
モデルや状態などによっても買取価格は変動しますが、全体的に高値で買取されやすい傾向にあり、希少なモデルはさらに高価買取が期待できます。
今回は定番モデルを含む一部モデルの相場だけをご紹介しましたが、他のモデルも意外な査定額がつく可能性がありますので、ぜひ一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
ダナーのブーツを高く売るコツ
ダナーのブーツは買取市場でも人気があるとお伝えしましたが、そのまま売るだけでは高値で売れない可能性があります。
少しでも高く売るためには、以下の3つのポイントをおさえておくとよいでしょう。
思い立ったら早めに売る
ダナーのブーツを履く予定がなくなったら、コンディションが良いうちに売ることをおすすめします。
査定では買取品のコンディションが重視されるため、見た目がきれいなものほど高値で売れやすいです。
とくに革は経年劣化しやすいため、見た目が悪くなる前に買取してもらいましょう。
箱も一緒に査定に出す
ブーツが入っていた箱を保管している方は、箱も一緒に査定に出しましょう。
靴は、箱の有無で買取価格が大きく変動することも多いです。
とくに希少なモデルの場合は箱があるほうが高値がつきやすい傾向にありますので、箱をお持ちの方は忘れずに揃えておくようにしましょう。
泥や汚れは取り除いておく
ブーツに汚れがある場合は、査定に出す前にきれいにしておきましょう。
見た目がきれいであればあるほど査定額がアップしやすいです。
革は、水分がシミやムラになりやすく、傷つきやすいため、取り扱いには十分に注意する必要があります。
以下、ダナーのブーツのお手入れ方法を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ダナーブーツの適切なお手入れ方法
1.靴紐やバックルを外す
靴紐やバックル付きのブーツの場合、紐などが重なっている箇所は汚れを落としにくいため、お手入れ前に外しておきましょう。
2.シューキーパーを入れる
シューキーパーは、靴の形状維持のために使用する道具で、型崩れしやすいロングブーツなどに使われます。
ブーツにシューキーパーを入れるとシワが伸びるため、保革専用クリームなどが塗りやすくなり、塗りムラを防ぎます。
3.ほこりや泥を落とす
まずは、馬毛ブラシを使用して靴の表面についたほこりや泥を入念に落とします。
靴底やタンの隙間のような構造が複雑な箇所は、古い歯ブラシなどを使うと磨きやすいです。
4.皮革に染み込んだ汚れも落とす
馬毛ブラシで落ちない汚れは、革製品専用クリーナーを使用します。
やわらかい布にクリーナーをとり、ブーツ全体に染みついた汚れや古いクリームを拭き取ります。
革をまっさらな状態にすることで、この後に塗る保革クリームのなじみを良くします。
5.保革クリームを塗ってブラッシング
全体の汚れを落としたら、やわらかい布を使用して全体に保革クリームを塗っていきます。
このときクリームは直接塗らずに、必ず布にとってから塗布してください。
保革クリームは、表面のシワやヒビの発生を防ぎ、革の風合いを維持してくれます。
その後は、馬毛ブラシで再度全体をブラッシングしていきます。
最後にグローブクロスで乾拭きすることで、革の上品なツヤを引き出すことができます。
6.除菌・消臭スプレーをかける
ニオイやカビ防止のため、革用の除菌・消臭スプレーをブーツの内側と靴底に吹きかけます。
このとき、シューズボックスにも吹きかけておくと、ニオイ・カビ防止効果がアップするのでおすすめです。
7.陰干しで乾燥させる
メンテナンスが完了したら、すぐに収納せずに風通しの良い日陰で乾燥させます。
直射日光や温風があたると、ブーツが縮んだり硬くなったりするおそれがあるため注意しましょう。
まとめ
- ダナーのブーツは、グリップ力や耐久性の高いビブラムソール、透水性や防水性の高いゴアテックスを採用しているほか、手作業製作ならではのフィットする履き心地などがユーザーから高い評価を受けている。
- ダナーのブーツは買取市場でも人気があり、比較的高値で買取されやすい傾向にある。
- ダナーを少しでも高く売るためには、『早めに売る』『箱も査定に出す』『お手入れをする』の3点がポイントとなる。