ダイアン フォン ファステンバーグの買取相場や人気の理由を解説!
アメリカのファッションブランド『ダイアン フォン ファステンバーグ(Diane Von Furstenberg)』は、日本から事業を撤退した現在も根強い人気があり、買取市場でも多く取引されています。
今回は、ダイアン フォン ファステンバーグの魅力やブランドの歩み、買取相場などもご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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ダイアン フォン ファステンバーグについて
『ダイアン フォン ファステンバーグ(Diane Von Furstenberg)』は、ダイアン・フォン・ファステンバーグが1970年に立ち上げたアメリカのファッションブランドです。
ブランドの代名詞ともいえるラップドレスやワンピースをはじめ、リゾートウェアなども人気アイテムとなっています。
2018年に日本からは事業を撤退し、実店舗も閉店してしまいましたが、現在も根強い人気を誇るブランドです。
ダイアンのラップドレス・ワンピースの魅力
では、ダイアンのアイテムはなぜ現在も根強い人気があるのでしょうか。
ブランドの定番アイテムであるラップドレスやワンピースが持つ魅力から、その理由を紐解いていきましょう。
多彩なデザイン
ダイアンのラップドレスといえば、レトロなものからモダンなものまで、豊富なプリントデザインが特徴的です。
定番の花柄や幾何学模様をはじめ、ドット柄やストライプ、チェック柄、アニマルプリント、無地など、非常に多くの種類があるため、好きなデザインを選べるのが魅力です。
着心地の良さ
ダイアンで一番人気のジャージーラップドレスは、その名の通りジャージー素材で伸縮性が高く、着心地が良いことも人気の理由です。
また、シワになりにくいため、旅行などで畳んで持ち運ぶ際にもおすすめです。
さまざまなシーンに対応
カジュアルな普段使いのワンピースから、仕事用のワンピース、パーティーや結婚式用のドレス、リゾートドレスまで、豊富なデザインが揃っているところも魅力。
TPOに合わせた、それぞれのシーンにふさわしい1着が見つかります。
ダイアン フォン ファステンバーグの年齢層は?
ダイアン フォン ファステンバーグは高級ブランドではありますが、ジャージ素材製で比較的手にしやすい価格帯のため、幅広い年齢層の方が愛用しています。
富裕層の方はもちろん、昔から独身の若い女性の間で愛されてきたことでも有名です。日本でも、InstagramなどのSNSでは20代~40代の女性が着用している姿が多くみられます。
愛用する有名人
着心地の良さやフェミニンさで数々のセレブから愛されるダイアン フォン ファステンバーグ。
世界ではイギリスのキャサリン妃、アメリカのオバマ元大統領夫人、女優のサラ・ジェシカパーカー、モデルのミランダ・カー、パリス&ニッキー・ヒルトン姉妹など、多くの有名人御用達のアイテムとなっています。
国内では、モデルの道端アンジェリカも愛用。他にも、元乃木坂46の白石麻衣や西野七瀬、高山一実をはじめアイドルたちからもダイアンのワンピースは人気で、イベントなどでも度々着用する姿がみられました。
ダイアン フォン ファステンバーグの歩み
ダイアン・フォン・ファステンバーグは、「ココ・シャネル以来、もっとも成功した女性」とも言われ、輝かしいキャリアを紡いできました。
ここでは、ダイアン フォン ファステンバーグの歩みをブランド創設年からみていきましょう。
| 年代 | できごと |
|---|---|
| 1970年頃 | 1969年、ダイアンは夫とともに渡米。 翌1970年にはダイアン社を設立し、ニューヨークにオフィスを構える。 快適でフェミニンなドレスを買いやすい価格で提供することをモットーに掲げ、ドレスやニットなどを販売。 |
| 1970年代 | 1976年、500万着のラップドレスを売り上げる。以後ダイアンは、『ニューズウィーク』『ウォール・ストリート・ジャーナル』など雑誌の表紙を飾る。 70年代は、香水やサングラス、家具などさまざまなライセンスを持つまでに発展。香水「Tatiana」が大ヒットしたことをきっかけに化粧品事業にも挑戦し、普遍的な立場を確立する。 1979年には総売上が400億円を超える。 |
| 1980年代 | 1983年には、オートクチュールコレクションに注力し、ニューヨークに小さなブティックをオープン。 翌1984年にはアメリカのファッション界の旋風に突如後ろ向きとなったダイアンは、パリへと移住。 それでも1989年の売上は1000万ドル(約13億円)を超える。 |
| 1990年代 | アメリカへ戻ったダイアンは、出版・編集事業にも進出。 1991年には生活インテリアシリーズの1作目『ベッド』を出版。その後『バス(浴室)』(1993年)、『テーブル』(1996年)を刊行。『ヴァニティ・フェア』誌の編集も担当(1993年)。 1997年はニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジに本部を移転。 同時に、サクス5番街のセレクトショップもドレスを中心に展開し、リテール(小売業)に復帰。コレクションのブルーミングデイルやバーニーなど系列ブランドを展開し、コレットなどの国際的専門店もオープン。新しい世代の架け橋として、息子の妻・アレクサンドラがスタジオのクリエイティブデザイナーに就任する。 1998年にはダイアンの自伝を出版。 翌1999年にはシグナチャー部門のコレクションを拡大させ、アクセサリーも手がけ始める。 |
| 2000年代以降 | 2000年、ダイアンはフルドレスやスポーツウェアのコレクションを展開。 2002年にはマイアミに店をオープンし、ニューヨークのウエスト・ヴィレッジにも「ダイアン フォン ファステンバーグ」をオープン。 翌2003年には、香水・メイクアップライン「ダイアン フォン ファステンバーグ ビューティ」に着手。 ダイアン フォン ファステンバーグのリテールは拡大を続け、ロンドンにも新しい店舗がオープンした。 |
現在アメリカのダイアン実店舗は、19店舗中18店舗が閉店となってしまいましたが、75歳を超えたダイアン・フォン・ファステンバーグは今もファッション界の第一線で活躍しています。
ラップドレス・ワンピースが買取市場でも人気!
ラップドレス・ワンピースは、ダイアン フォン ファステンバーグの代名詞ともいえる、一番人気のアイテムです。
1枚で簡単に着られる機能性、かつフェミニンで知的な印象を与える型破りなスタイルがファッション界に衝撃を与えました。
人気絶頂期にはコピー商品も出回るほどでしたが、ダイアンのラップドレスは機能性やデザイン性も高い次元で実現しており、カッティングから縫製まで高い技術が求められるため、ただのコピー品にはダイアン特有の美しいラインを出すことは非常に難しいのです。
そんなラップドレスやワンピースは買取市場でも多く取引されており、買取相場は2,000円~15,000円ほどです。
人気の幾何学模様や花柄、レトロ柄などがとくに高く売れやすい傾向にあります。
まとめ
- ダイアン フォン ファステンバーグは、ラップドレスやワンピースで一世を風靡し、店舗の営業が縮小した現在も根強い人気を誇る。
- 世界中のセレブや国内の有名人もダイアンのアイテムを愛用しており、SNSでも20代~40代の女性が着用している姿が多くみられる。
- 買取市場での相場は2,000円~15,000円ほどで、幾何学模様や花柄、レトロ柄のドレスやワンピースが高く売れる傾向にある。