ベルルッティは買取市場でも大人気!他ブランドにはない3つの特徴
ベルルッティ(Berluti)は、一級品の革を採用し、靴の宝石ともよばれるほど美しい靴を生み出す高級紳士靴ブランドです。
ほかに類を見ない技法や素材を取り入れたベルルッティの製品は、その洗練された美しいデザインで多くの著名人も魅了するほど。
買取市場でも需要が高く、高値で取引されているアイテムも多数あります。
今回はそんなベルルッティのアイテムが持つ魅力や、買取市場での評価などをご紹介していきます。
買取相場などもご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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ベルルッティはどんなブランド?
1895年、アレッサンドロ・ベルルッティによってフランス・パリに創業した『ベルルッティ(Berluti)』は、120年以上の歴史をもつ高級紳士靴ブランドです。
日本での知名度はあまり高くありませんが、革製品の愛好家や世界中のセレブたちにも愛されている一流ブランドです。
もともとは靴ブランドとして創業されましたが、現在はバッグや財布、アパレルなど、さまざまなアイテムを取り扱っています。
ベルルッティで使用している革素材は、その手触りの良さ、そして光沢と深みは使えば使うほど味が出て、経年変化によるヴィンテージ感を楽しむことができます。
それを実現する、ベルルッティならではの技法や素材についてくわしくご紹介していきます。
ベルルッティのアイテムの特徴
靴や財布など、ベルルッティのアイテムには、他のブランドには真似できない、ブランドならではの特徴や魅力があります。
ベルルッティを知るにあたっておさえておきたい3つの特徴についてご紹介していきます。
ヴェネチア・レザー
ベルルッティでは、『ヴェネチア・レザー』という独自の革を使用しています。
世界でもベルルッティだけが使用を許されている特別なレザーで、強靭かつしなやか、そして型崩れしにくいという特性がある一級品の素材です。
ヴェネチアにほど近いサンタクローチェで生まれたこのレザーは、最高級のカーフをベジタブルタンニンでなめし、その後に職人がじっくり手染めして完成します。
パティーヌ技法による染色
パティーヌ技法とは、4代目であるオルガ・ベルルッティ氏により確立された染色方法です。
前述したヴェネチア・レザーを一枚のキャンバスに見立て、何種類もの塗料を塗り重ねることで鮮やかな色ムラやヴィンテージ感を生み出しています。
すべて職人の手で丁寧に染め上げられているため、まったく同じものは世界に一つとして存在しません。使い込んでいくと色が抜けて独特な味が出るため、自分だけの一品に育っていきます。
カリグラフィーの焼印
ベルルッティの象徴といえるのが、『カリグラフィー』と呼ばれるフランス語で書かれた筆記体やロゴをレザーに焼き付ける技法です。
この刻印は、財布や靴をはじめ、ベルルッティの革製品の多くに採用されています。文字やロゴの位置は一つひとつ個体差があるため、まったく同じものが存在しないことも魅力の一つです。
ちなみに『カリグラフィー』は、古代フランス王室の貴族たちが交わしていた手紙がモチーフとなっているそうです。
ベルルッティの買取相場&買取人気モデル
ベルルッティの主力アイテムは靴ですが、バッグやアパレルも人気が高いです。
ここでは、おおよその買取相場や高く売れやすいモデルをご紹介していきます。
靴
ベルルッティの靴は、5万円~10万円ほどが買取相場です。人気モデルであれば、多少使用感がみられるものでも、15万円以上で取引されるケースもあります。
主にビジネスシューズやスニーカーの人気が高いですが、状態が良いものであればどのような靴でも高く売れやすい傾向にあります。
アレッサンドロ
ベルルッティの創設者であるアレッサンドロ・ベルルッティによって生み出された正統ラインがこのアレッサンドロです。
表面にはステッチがなく、たった3つのアイレット(靴紐を通す穴)のみがデザインの要素となっています。
創業当時から現在まで長きにわたり愛されており、そのシンプルで美しいデザインは他の追随を許しません。
買取市場でも人気が高く、現行モデルはもちろん、2015年に発売された創業120年記念モデルも高価買取が期待できます。
アンディ
アンディは、画家であるアンディ・ウォーホルのために製作されたモデルです。
誕生から50年以上の歴史がありますが、まったく色褪せることないデザインで現在もベルルッティを代表する革靴の一つです。
タン(甲部を覆うパーツ)を長くすることで、ロングノーズに見える効果があり、足元をスマートに見せてくれます。
バッグ
バッグの買取相場は10万円~20万円ほどで、とくにビジネス向けのブリーフケースに高値がつきやすいです。
バッグ類は上質は革を全面に使用したものが多いため、サイズが大きくなるほど高く売れやすい傾向にあり、大型のボストンバッグは30万円以上の値がついたケースもあります。
アンジュール(Un Jour)
2007年に登場したアンジュールは瞬く間に人気を集め、比較的新しく登場したバッグでありながら、ベルルッティの顔ともいえるモデルに確立していきました。
フォルムは実にシンプルですが、先述したパティーヌ技法による染色によって深みのある色合いを実現しています。最高級革のヴェネチア・レザーを全面に採用し、使えば使うほど味のあるバッグへと変化していきます。
買取市場でも非常に高い人気を誇り、高価買取につながりやすいです。
トゥジュール(Toujours)
トゥジュールは、アンジュールと並ぶ人気を誇るモデルです。
デザインはアンジュールと似ていますが、メインコンパートメントにジッパーや留め具がついていないため、荷物が取り出しやすいところがアンジュールとは異なるポイントです。
日常使いに適した実用的なモデルで、シンプルだからこそベルルッティの革の魅力が際立ちます。
財布
財布は、状態の良いものであれば定価の4~6割ほどで買取されることが多いです。
使用感が目立つものであれば買取価格は下がってしまいますが、非常に人気の高いアイテムなので、傷や汚れが気になるものでも査定に出してみると良いでしょう。
イタウバ ネオ スクリットレザーロングジップウォレット
余白部分をほどよく残してカリグラフィーを刻印することで、メリハリのあるデザインに仕上がっています。
大きくコの字型に開くジップ、12か所のカードスロットなど、使い勝手の良さと高い収納力を備えた人気モデルです。
アパレル・小物など
ベルルッティのアイテムはコートなどの衣類も人気が高いです。
他にも、ベルトやサングラスといった小物や、ノベルティとして配布されたものでも高値がつく可能性があります。
ベルトの買取相場は約2万円前後ですが、使用感が出やすいアイテムのため、状態によって査定額に幅が出やすいです。新品に近いものであれば3万円ほどの高価買取も期待できるでしょう。
ベルルッティのアイテムでしたらどのようなものでも一度査定に出してみることをおすすめします。
まとめ
- 120年以上の歴史をもつベルルッティ(Berluti)が作り出す革製品の美しい光沢や深み、手触りの良さは世界中で愛されている。
- ヴェネチア・レザーやパティーヌ技法、カリグラフィーの焼印といった、独自の素材や技法により、ベルルッティならではの魅力が生み出されている。
- 買取市場でも人気が高く、靴やバッグをはじめ、状態やモデル次第では高く売れやすい傾向にある。