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遺品整理で買取できる遺品はどんなもの?失敗しない売り方のコツ

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2023年6月23日
遺品整理で買取できる遺品はどんなもの?失敗しない売り方のコツ
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ライター

ひらばやし

近年ではご家族が亡くなられたあと、部屋の明け渡しの期限が迫っている、物が多すぎるといった理由で「遺品整理・遺品買取サービス」を利用する方が増えています。
遺品の中には、高く買い取ってもらえるような価値のあるものが眠っている可能性もあり、買取に出すことで葬儀などの費用に充てることもできます。
本記事では、実際にどんなものが売れるのか、どこで売ればよいのかなど、遺品整理や買取についてまとめています。参考にしていただけたら幸いです。

遺品整理・買取について

遺品買取のイメージ

日本では高齢化社会が進むとともに、親族の疎遠化や核家族化が深刻となり、身内だけでは遺品を整理しきれないケースも増えています。

これにより、故人の遺した品物の整理や買取を行う『遺品整理・遺品買取サービス』が普及し始めました。

今やほぼすべての遺品を売ることが可能となり、場合によっては高い値がつくこともあるため、昨今では遺品整理・買取サービスを利用する方が増えています。

遺品整理や買取を行う意味

「遺品を売っていいのかわからない」「遺品を売ることに心苦しさを感じる」という方もいらっしゃると思います。

しかし、遺品整理には多くの時間や労力、そして費用がかかるということも認識しておく必要があります。遺品を売却することで得る買取額によっては、費用面の負担を軽減できることも事実です。

ご逝去された方が遺品についての遺言などを遺していない場合、本来ならば継承すべき価値のあるものや高額で買い取ってもらえたはずの品物も知らずに破棄してしまうおそれがあります。

故人が愛用してきた品物ならば、家に置きっぱなしでほこりをかぶったり捨ててしまうよりも、価値のわかる人に使ってもらってこそ本来の価値を取り戻すことができるのではないでしょうか。

費用の負担を軽減させるだけでなく、故人の思いをつなげていくためにも、買取できる遺品は売却するということも重要なのです。

買取できる遺品

買取できる遺品、それは「次に欲しい人がいるもの」です。

古いものや傷があるものだとしても、需要が高いものはほぼ確実に売ることができます。

例えば婚礼箪笥のように、現在の生活スタイルに合わず使われなくなったものは需要が少ないため、買い取ってもらえないケースが多いです。

もとは高価でしっかりしたつくりのものでも、「欲しい」「使いたい」と思う人がいないと売れないのです。

特に高く売れやすい遺品

査定する業者のイメージ

高値がつきやすい品物というのは、保存状態にあまり左右されないものが多く、壊れていたり傷がついていても買い取ってもらいやすいです。

ここでは、遺品の中でも特に高く売れやすい品物についてご紹介していきます。

貴金属・宝石

金や銀といった貴金属や宝石などは、素材そのものに高い価値があるため、古いものでも高価買取が期待できます。

1グラム何円というように相場が決まっているため、「年代やデザインが古いから」「保存状態が良くないから」といった理由で買取額に影響することはありません。

指輪などのアクセサリー類はもちろん、金歯や金縁メガネ、金や銀が使用された仏具なども買取対象になります。

とくに仏具は骨董品としての評価も高く、想像以上の高額査定になることもあります。

着物

故人が着ていた着物であれば形見として保存しておいたり、古布としてリサイクルに出したりしてしまう方も多いですが、実は価値の高いものが眠っている可能性があります。

着物はあらゆる特徴があることから、素人判断が難しい品物です。ただの古い着物に見えるものでも、貴重な素材や高い技術により仕立てられたものは希少価値が高く、数十万円以上の価値がつくものもあります。

骨董品・美術品

骨董品の多くは経年劣化により古くなったり汚れていたりしていて、価値を知らずに破棄してしまうことの多い品物です。

例えば、茶道で使用する「茶道具」は古美術品や骨董品としての価値を秘めています。桐箱や杉箱にしまわれているものは高く売れる可能性が高いです。

ほかにも掛け軸や古い絵画など、『実は有名な作家の作品で、ボロボロでも数十万円の価値があった』といったケースもあります。

ブランド品

ロレックスやオメガなどの高級時計は、保存状態にかかわらず高価買取が期待できます。

年代物でもアンティークとして鑑定してくれる可能性もあります。

また、シャネルやルイヴィトンなどのアイテムも、状態が良いと高値で売れやすいです。

箱や保証書などの付属品があるとさらに査定額がアップしやすくなります。

カメラ

デジタル一眼レフカメラは定価が高いということもあり、中古でも需要が高く、買取額も安定しています。

カメラの性能によって買取価格が変動するため、初心者向けのカメラは高額になりにくいですが、プロ向けのカメラは数万円~数十万円の買取額になりやすいです。

レンズやアイピース、ストラップなどの付属品はできる限り揃え、汚れもきれいに拭き取っておくと査定額アップにつながります。

家具家電

必要なくなった家具や家電は、捨ててしまうよりも売却したほうが結果的に損をしない可能性があります。

リサイクルや粗大ごみに出す場合は手数料が発生するのが一般的であるため、売れるものは売ってしまい、売れなくても引き取ってもらうことで金銭面での負担を軽減することができます。

家具なら和箪笥や民芸箪笥など特色のあるもの、家電であれば高機能または多機能で購入から3年以内のものは高く買い取ってもらいやすいです。

コレクター品

切手や古銭、昔のおもちゃ、フィギュア、プラモデルなど、コレクション品は高く買い取ってもらいやすい品目です。

限定品や記念品、販売終了したものなど、コレクターの間で人気のアイテムは思わぬ高額査定になる可能性があります。

遺品整理・買取で注意すること

注意

遺品整理や買取を行う際、気をつけておきたいことがいくつかあります。

リスクを減らし、トラブルなくスムーズに遺品を買い取ってもらうために、以下の点に注意して依頼を行いましょう。

勝手に買取依頼をしない

買取を依頼する人には不要なものでも、ほかの遺族にとっては大切な遺品である可能性もあります。また、遺書などに相続に関する記述があるかもしれません。

親族間のトラブルを避けるためにも、個人の判断だけで遺品整理を依頼しないようにしましょう。

重要な書類などを処分されないように気をつける

遺品整理業者や不用品回収業者に作業を依頼する際、重要な書類などを処分されてしまうというトラブルが多く見受けられます。

貴金属やブランド品のように目で見てわかりやすいものは問題ありませんが、書類や形見など遺族にしかわからないような遺品は誤って処分されるおそれがあるため、十分に注意が必要です。

見積もり後の追加請求

極端に低い見積もり額を提示された場合、作業後に追加料金を請求されるおそれがあります。また、買取査定無料と謳っていながら、さまざまな理由をつけて追加料金を請求してくるケースもあります。

そのため、できるだけ多くの業者から見積もりをとり、費用を比較して相場をつかんでおくと良いでしょう。

料金の詳細や内訳、追加料金が発生しない旨をしっかりと書面に記載してくれている業者を選ぶことをおすすめします。

高額買取にこだわりすぎない

故人が大切にしていたものだったり、遺品整理に労力や費用がかかるといった理由から、できる限り高く売りたいという思いがよぎる方も多いかと思います。

しかし、そればかりに囚われてしまっては、作業に時間をかけすぎてしまうことになりかねません。

業者選びは焦らずに行う

ご家族など大切な方が亡くなった際は判断力が鈍ってしまうこともあるかと思いますが、遺品整理業者は焦らずに選ぶことが大切です。

判断力が鈍っていると、適正でない買取価格を出されたり、回収業者に高額な見積もりを提示されてもそのまま取引してしまうおそれがあります。

家具などの買取や店頭買取の場合、クーリングオフが適用されません。

あとで後悔することのないよう、しっかりと判断ができるときに業者選びを行いましょう。

買取と回収を同時に行う際は注意

遺品の買取と回収を同時に行ってくれる便利な業者もありますが、その品物に関する知識が乏しいために、本来高額で売却できるものも安く回収されてしまうといったケースもあります。

貴金属やブランド品、美術品、家電など、買取のジャンルは幅広いため、すべてに造詣が深い業者は少ないです。

売りたいものや売れないものが混在していて一気にまとめて片付けたいという方にはおすすめですが、できるだけ高く売りたいという方は、各ジャンルに特化した買取専門業者に査定を依頼することをおすすめします。

遺品整理・買取はどこに依頼する?

遺品買取業者のイメージ

遺品整理や買取を行っている業者にはさまざまな種類があります。

各業者の特徴などをご紹介していきます。

遺品整理専門業者

遺品整理の専門業者は、故人が住んでいた部屋の片付けを代行してくれます。

遺品の分別はもちろん、貴重品の捜索や廃棄、買取、不用品回収、供養なども依頼できる場合が多く、遺品整理に関しては最も利用されている業者といえます。

ただし、すべてを業者に任せると必要なものまで処分されてしまう可能性もあるため、協力しながら作業することをおすすめします。

便利屋

便利屋は手広いサービスに対応しているため、遺品整理・買取・回収以外にもハウスクリーニングや供養まで行ってくれる業者も多いです。

物件の解体や売却などの紹介を受けられるところもあるため、その予定があれば相談してみるのも良いでしょう。

リサイクルショップ

街なかにありふれているリサイクルショップでも遺品買取が可能です。

出張買取に対応しているところも多く、ジャンルを問わず買い取ってくれるため、多くの品物をまとめて査定してもらいたい方にもおすすめです。

ただし、専門業者に比べると査定価格は低く、高値がつくものも安く買い叩かれてしまうおそれがあるため注意しましょう。

専門の買取業者

買取業者は、需要があってまだ使える品物の買取を行っています。

貴金属やブランド品、家具、電化製品など、使えそうなものがある場合は買取専門の業者に買い取ってもらうことで、廃棄費用もかからずに済みます。

専門知識や資格を持っていたり、買取実績の豊富な業者であれば適正な相場で買い取ってもらいやすいため、あらかじめ公式サイトなどで確認しておきましょう。

宅配買取や出張買取を利用すれば店頭へ足を運ぶ必要もないため、売りたいものが多い方や店頭に行く時間がない方にもおすすめです。

まとめ

今回は、高く買取してもらえる遺品や気をつけるべきポイントなどについてご紹介しました。

大切なご家族が亡くなってしまったあとは、心身の疲労だけでなく、費用面での負担も大きくなってしまいます。

少しでも負担を軽減するために、遺品整理や買取サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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