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遺品の買取業者と遺品整理業者の違いって何?選び方のポイント

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2021年11月25日
遺品の買取業者と遺品整理業者の違いって何?選び方のポイント
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ライター

しみず

遺品整理と遺品買取は一見するとほとんど同じようなことに見えますが、実態が大きく異なる場合があるのをご存じでしょうか?
大切なご家族、ご親族が亡くなられたあとで残された遺族の方々が、遺品をどうやって処分するかは大変重要な問題です。その際、遺品買取業者を選ぶのか、遺品整理業者を選ぶのか、ここではその選び方と、遺品買取をしてもらうほうがよい遺品についてもご紹介していきます。

遺品を処分する方法について

片付けの様子

遺品の処分方法について、大まかに4つの方法が考えられます。

自治体のゴミ収集へ出す

故人のお住まいにあった冷蔵庫の中身やゴミ、空き箱、そのほか燃えるゴミや燃えないゴミとして出せるものは自治体のゴミ収集を使うことがあります。なんといっても指定の袋に入れれば、回収場所まで持っていくだけなので手軽ではあります。
ただし、家の中の物の量によっては膨大な時間と労力がかかる場合があるので、ご自身のお仕事などで時間がない方にはおすすめできない方法です。

また、せっかく価値があるはずの遺品をゴミとして処分してしまうのは大変もったいないことです。

近隣リサイクルショップへ持ち込む

家電や家具、一部の衣類や食器などはリサイクルショップへの持ち込みで処分できる場合があります。遺品といえども汚れやキズ、ニオイがなければ買い取ってもらえる場合があります。
ただし、近くにリサイクルショップがなければ使えない方法でもあります。

フリマアプリなどへの出品

最近はスマートフォンで商品を撮影して出品、出荷も専用梱包材で簡単に済ませられるフリマアプリなどへの出品も増えています。しかし、梱包や発送の手間はもちろん、売却額に手数料がかかるので遺族の方の取り分が減ってしまうことが考えられます。
また、出品者も購入者も遺品の価値を理解していないと、不当に安い金額で取引されてしまう場合もあります。

業者に依頼する

葬儀や各種手続きに追われる方に一番おすすめなのは業者へ依頼してしまう方法です。
この方法なら、搬出や梱包なども業者側で済ませてもらえる場合がほとんどなので、手間がかかりません。

しかし、ここで問題が一つあり、いったいどういった業者に遺品の買取を依頼すればいいのかということです。

遺品整理業者と遺品買取業者の違いとは?

遺品の買取に対応してくれる業者には大まかに分けると遺品整理業者と遺品買取業者の2つがあります。
名前だけではよくわからなくても、それぞれの得意とする作業、できない作業を比較すれば一目瞭然です。

遺品整理業者

遺品整理業者では、単に遺品の整理を行うだけでなく、遺族の方が行うような行政手続きの代行を含む様々な仕事を行う業者が存在しています。遺品整理士という資格もあり、近年資格保持者による丁寧なサービスが受けられる業者も増えています。
遺品の買取に対応してくれる業者も多いですが、本業というわけではなく、遺品整理の付帯業務として受け付ける場合も多いようで査定額も業者によりまちまちです。

遺品買取業者

遺品買取業者は遺品の買取を専門に行う業者です。遺品整理業者のように室内清掃や不用品の処分・引取までは対応していないところも多いですが、遺品査定の知識を持ったプロが対応してくれる場合も多く、骨董品、古美術品の遺品買取を依頼するなら、こちらのほうがおすすめです。
また、買取を専門に行うので、査定額が遺品整理業者に比べて高くなる場合もあるようです。

ここまでの内容を簡単にまとめると下の表のようになります。

遺品買取業者と遺品整理業者の比較

依頼する仕事 遺品買取業者 遺品整理業者
査定額の傾向 中~低
遺品の買取
室内清掃(特殊清掃) ×
不用品の処分
お焚き上げ※ ×

※遺品をお寺や神社で燃やしてもらうことで供養する儀式

上の表を踏まえたうえで、遺品買取と遺品整理のどちらを選ぶべきか簡単にまとめてみます。

遺品買取のほうがおすすめ

遺品の価値をしっかりと理解した査定をしてもらいたい場合
故人が骨董品の収集や高価なオーディオ機器などを遺品として残している場合は、きちんと価値がわかる、判断できる遺品買取業者に来てもらうのがよいでしょう。

遺品が良好な状態で保たれている場合

故人が亡くなられてからも遺品が良好な状態で保たれている場合は、遺品の買取査定にプラスに影響します。

遺品の買取を故人が望んでいた場合

故人が遺品の買取を遺言書などで指定している場合、相続人は可能な限り内容に沿って対応する必要があります。

少しでも遺品整理や処分の費用を抑えたい場合

遺品買取業者の中にも遺品の整理、不要品の回収、室内清掃まで対応できる業者もあります。回収と清掃だけだと費用が発生するだけですが、買取も依頼しておけば査定額をそのまま作業費にあてて金銭面での負担を軽減することも可能です。

手間をできるだけ省きたい方

遺品買取業者の多くは買取る骨董品などの出張買取に応じてくれます。梱包などの手間を可能な限り減らせますので、時間がない方にもおすすめのサービスです。

遺品整理のほうがおすすめの方

故人の貴重品などは手元に残しておきたい場合
故人が使っていたものを手元に残しておきたい場合は、貴重品や残しておくべきものとそうでないものに分別してくれる遺品整理業者のほうがおすすめです。

故人の遺品を売却するつもりがない場合

故人の遺品をすべて相続し、引き続き保管、所有する場合は当然遺品整理業者におまかせするのがおすすめです。

遺品を含めすべて処分してしまいたい場合

これは特に遺品の汚れや損傷がひどすぎて、買取が対応できない場合の最終手段です。
遺品の処分時に、ものによってはお焚き上げなどを行いたい場合はそういった業者に依頼するとスムーズです。買取もできる業者なら、処分費との差し引きでプラスになるケースもあるようです。

特殊清掃が必要な状況の場合

近年増加している孤独死などでは、ご遺体だけでなく遺品そのものにニオイや汚れがある場合があり、買取が不可能なケースも考えられます。この場合は室内清掃にも手間取りますので、特殊清掃に対応できる業者に依頼するのがおすすめです。
ただし、このような場合でも貸倉庫や貸し金庫などに預けられていた遺品は、相続したものについて買取を依頼することが可能です。

こんな遺品は遺品買取がおすすめ

遺品買取をおすすめする製品には以下のようなものがあります。
これらはものによっては査定額がかなり高いものもあるので、参考にしてみてください。

時計

遺品 腕時計

一般的に高級機には機械式時計が多いようですが、クォーツ式や電波時計機能搭載のものも増えています。国内外に有名メーカーがありますが、ここでは海外ブランド4社、国内メーカー4社をご紹介しておきます。査定額についてもこれらは高めになる傾向があります。

海外有名ブランド

ブランド名 特徴
ロレックス
ロゴ ロレックス
高級時計の代表格。実用性とデザイン性を兼ね備えた人気ブランド。
オメガ
ロゴ オメガ
オリンピックの計測時計などにも使用されるほど高い信頼性と精度を誇る。
ブライトリング
ロゴ ブライトリング
航空機パイロット向け時計を多数製造。高級ブランドとしても高い信頼を誇る。
タグ・ホイヤー
ロゴ タグ・ホイヤー
F1の公式時計として用いられている。精度とデザインを兼ね備えている。

国内有名ブランド

ブランド名 特徴
セイコー
ロゴ セイコー
スイスの高級時計にも匹敵する高精度で人気のグランドセイコーを始め、多数の時計を製造・販売。
シチズン
ロゴ シチズン
ザ・シチズンを始めに多数のラインナップを誇る。精度が年差±1秒の高精度クォーツ時計など技術力も高い。
オリエント
ロゴ オリエント
日本国内で機械式といえばオリエントの名が上がるほど。手のどきやすい価格帯はもちろん、格式ある高級機も。
ミナセ
ロゴ ミナセ
知る人ぞ知る国内高級ブランド。協和精工の時計ブランドでムーヴメントを自社製造しており、海外展開にも積極的。

宝飾品など

遺品 宝飾品

宝石・貴金属のアクセサリーも査定額が高額になる傾向にありますが、見た目だけで見抜くのは大変難しいものでもあります。これらも買取を行える業者に依頼するのがおすすめです。

代表的な宝石・貴金属については以下の表にまとめてありますのでご参考にどうぞ。

代表的な宝石・貴金属 概要
ルビー・ダイヤモンドなど
遺品 宝飾品 ルビー
古くから宝石として人気。偽物も多く流通しており鑑定にはそれなりの知識が必要。
金・銀・プラチナ
遺品 宝飾品 金のブレスレット
資産として保有する場合もあるが、アクセサリーなどにも。純度により価格が異なる場合も。カトラリーに使われる場合もある。
天然石・化石など
遺品 宝飾品 水晶
水晶やアメジスト、瑪瑙、アンモナイトの化石といった様々な天然石も、美術品として販売されており、遺品になっている場合も。

陶磁器・鉄瓶など

遺品 茶道具

普段使いの食器から美術的価値の高いものまで様々なものがあり、有名な産地や窯元のものは買取額が高額な傾向があります。

また、鉄瓶や茶道具なども職人技で作られたものなど、収集家が多く存在しているため遺品の買取でも高額査定が付く場合が多いようです。

陶磁器の国内有名産地としては有田焼、波佐見焼、九谷焼など
海外だとドイツのマイセン(MEISSEN)、イギリスのウェツジウッド(WEDGWOOD)などがあります。量産され流通中のものよりも、古いものや廃盤となったシリーズや有名窯元の一点物のほうが価値が上がりやすい模様です。

絵画・掛け軸など美術品

遺品 絵画

西洋、日本に限らず絵画、掛け軸、彫刻などは貴重な品物も多く存在していますが、一方でレプリカも出回っているために、価値を正確に測るのが難しいものでもあります。
また、箱などに収納されたままだと中身まで判断せず回収業者などが処分する場合も考えられますので、これも買取業者に依頼するほうがよいでしょう。

刀剣・銃砲

遺品 日本刀

古い蔵などがあるお宅だと、遺品の片付け中に日本刀や火縄銃が発見される場合があります。これらは国内外で人気が高く、市場でも高値で流通していますので、遺品の買取査定額としても期待できます。

これらは警察署や教育委員会を通じて登録が済んでいれば遺品の買取業者が取引できるようになります。
登録が済んでいない場合は、まずは最寄りの警察署に届け出ることをおすすめします。

毛皮製品

遺品 毛皮のコート

近年は動物愛護の流れから見かけなくなりましたが、毛皮のコートなども遺品買取業者ならばきちんとした査定をしてもらうことが期待できます。
ミンクやセーブル、フォックスの毛皮は手入れが大変で、経年劣化もしていくので、遺品として着られるならともかく、着ないならば早めに買取ってもらうのがおすすめです。

切手・コイン

遺品 切手とコイン

切手やコインもコレクターが多いものです。古くて貴重なものにはプレミアがついていて非常に効果なものもあります。

記念切手などに見られるシート切手は、切り離してしまうと価値が激減しまう場合があります。

その他

遺品 古書

象牙の置物やべっ甲細工、アンティーク家具や古書、レコード、オーディオ機器なども愛好家が多いため、遺品買取査定においても高値がつけられる場合があるようです。
その他、古いおもちゃなども驚くほど高い値が付く場合があるので、きちんとした保管がなされている場合は、遺品買取業者に依頼するのがおすすめです。

いずれも外箱や証明書、鑑定書がセットされていると査定額が上がりやすいので、査定を依頼する前に確認しておくことをおすすめします。

まとめ

遺品の買取業者と遺品整理業者のどちらを選ぶべきか、迷った時の判断方法についてご紹介してきましたが、以下にこの記事の内容を簡単にまとめました。

  • 遺品の処分は業者に任せるのが時間も手間も省ける。
  • 遺品の処分をしてくれる業者には大きく分けて遺品買取業者と遺品整理業者の2つがある。
  • 遺品の査定額をより高く・確実に評価してくれることが多いのは遺品買取業者。
  • 宝飾品や骨董品の類はきちんと価値がわかる遺品買取業者に買い取ってもらうほうがよい。