ライカの買取で後悔しないために|注意点と買取相場
ライカは世界でも愛用者が多く、その機能性から高級なカメラとして有名です。大切なカメラだからこそ買取で後悔したくない、という方も多いと思います。本記事ではライカの買取事情についてご紹介しているので、ぜひご参考ください。
この記事の概要
- ライカは質の高い写りが特徴の名機である
- 買取は付属品を揃えて、目立った汚れは取り除いておく
- レンズ奥など難しい箇所は傷つけないように無理なクリーニングは避ける
- ライカ買取専門店は詳しい人が査定し、またアクセサリーの買取も可能
- 一般的なカメラ専門店だと下取りで買取額が比較的高くなる
ライカとは
ライカはドイツのライツ社が開発したカメラです。歴史は古く、最初のライカは1925年に発売されました。戦前は貴重な高級品で、「ライカ1台で家が建つ」と言われていたほどの価値があったカメラです。
ライカは非常に性能が高く、撮影する写真も質感が高いのが特徴です。ライカを使っていたカメラマンの一人である木村伊兵衛(きむららいへい)は「空気が写るライカ」と表現しました。また「ライカで撮影された写真は見ればわかる」という人もいるほどです。
下の写真は実際にライカを使って撮影された写真です。
「空気が写るライカ」といわれる理由がなぜか、ということを一概に説明するのは難しいですが、ライカの代表的なモデルであるM型は一般的な一眼レフとは違う構造になっています。
M型ライカはレンジファインダーカメラです。レンジファインダーカメラは内部に距離計を搭載しているカメラのことです。一眼レフだとピントの調整はレンズを通って屈折させた像を見ながら行いますが、レンジファインダーは距離計を通して見た景色を見ながらピントを合わせるのが特徴です。
つまり、肉眼で見た景色と近いものを写すことができます。
例えですが、一眼レフはカメラを通して見た景色を切り取るのに対して、ライカは見ている景色の延長上にカメラがあって、カメラが捉える部分を切り取るという認識に近いです。
そんなライカは現在でも世界中で愛好家がおり、中古品の市場も需要が高いです。
ライカを買取に出す注意点
ライカを買取に出すときは以下の点に注意しましょう。
- 付属品を揃えておく
- 買取に出す前に無理にクリーニングしない
ライカの付属品には、レンズキャップ、本体カバー、電源ケーブル、収納ケースなどがあります。査定のときには付属品の有無も考慮されるため、買取に出す前には揃えておくようしましょう。
またライカを買取に出すときは、傷などの状態を確認しやすいように汚れを落としておくことも重要です。新品に近い状態であるほど買取金額も高くなるので、きれいにクリーニングしておくと査定で有利です。しかし、レンズの奥などクリーニングが難しい箇所に汚れやカビがある場合、無理にクリーニングを行うと傷つけてしまう恐れがあります。
目立った汚れは落としておくほうが良いですが、クリーニングが難しい箇所は無理に行わないようにしましょう。
ライカの買取相場
ライカは歴史も古く、様々な機種が販売されました。ここでは一部機種の買取相場と特徴をご紹介します。
モデル名 | モデルの画像 | 買取相場価格 | 特徴 |
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M3モデル | 98,000円~1,062,000円 |
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M6モデル | 175,000円~450,000円 |
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D-LUX モデル |
47,000円~90,000円 |
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V-LUX モデル |
43,000円~81,000円 |
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このようにライカは、古い新しい関係なく高い値段で売ることができます。ただし、カメラの状態によっては買取価格が変わる可能性があるので、正確な買取価格を知りたい場合は一度買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。
ライカ買取専門店と一般のカメラ買取店どっちがいい?
ライカを売ることができる業者として、一般的なカメラも買い取っている「カメラの買取業者」とライカのみ取り扱いしている「ライカ専門の買取業者」があります。
ライカの買取のみを行っているところはライカ自体に詳しい担当者が査定します。またライカの本体だけでなく、アクセサリーの買取も可能な場合があります。
一方、一般的なカメラ買取業者はカメラの販売も行っているところがあり、買取ではなく下取りが可能です。下取りは手持ちのカメラを買い取ってもらうと同時に新しいカメラを購入することです。買取だけの場合より、高く買い取ってもらうことができます。
まとめ
ライカは世界でも多くの人が愛用している、歴史の長いカメラです。ライカにも種類がありますが、とくに60年以上前に発売された機種は買取価格も高くなっています。また買取に出す場合、目立った汚れは取り除き付属品を揃えておくと査定に有利です。