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昔の切手の価値ってどのくらい?意外な高値が付く場合も!

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2023年6月22日
昔の切手の価値ってどのくらい?意外な高値が付く場合も!
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ライター

しみず

最近は電子メールやSNSが普及して、手紙を出すことも減ってきて使う機会が減っている切手ですが、コレクションとして買いそろえていた方も多いようです。
しかし、終活や断捨離、ちょっとした生活資金への足しにしたいなどなど、切手を手放そうとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
特に昔の切手は買い取ってもらえるのか不安に思ったり、愛着ある切手を高く売りたい方の参考になれば幸いです。

そもそも切手って買取可能?

そもそも切手が買取できると知らない方もいるかもしれません。

お近くの金券ショップでは切手の額面に応じて手数料込みで買取りをしてもらうことが可能ですし、郵便局を介した取引なら現金代わりに使うことも可能です。

ただし、上記の二つは現在日本国内で使用可能な切手の話。古い切手は対象外となっている場合もあるので注意が必要です。

一方、ネット上ではオークションサイトを中心に個人間の買取事例が多数あります。

こちらは手軽ですし、切手は嵩張りにくいので送付も楽ですが、注意する点があります。

個人間売買だと切手の価値をしっかりと双方が理解していないと、その切手に見合った価値が付かず、一方が損をすることも考えられます。

そこでおすすめしたいのが、切手の買取を行なう買取業者の利用です。

昔の切手の価値もしっかりと把握した専門業者に任せるのが、昔の切手の買取を依頼する場合は確実と言えます。

切手の買取方法については、以下の記事でもくわしく解説しておりますので、あわせてご覧ください。

プレミアが付く切手・日本編

たくさんの切手の中でも、やはり国産切手は人気が高いもの。

特に日本国内では幾度かの切手収集ブームが訪れたことで、芸術性も高い切手が多数発行されました。

特に昭和40年から50年にかけては郵便局などに行列が出来たほどです。

また、戦後復興の最中にも様々な種類の記念切手などが発行され、これもプレミア価格のつく切手が多数あります。

ここではプレミアが付くような昔の日本の切手について紹介します。

プレミアがつく日本の切手 切手の画像 相場 解説
見返り美人 浮世絵 切手 1シートあたり
13,000円前後
  • 浮世絵を使用し、1948年の切手趣味週間に発行されたものです。
月に雁 月に雁 切手 1シートあたり
12,000円前後
  • 1949年の切手趣味週間に発行されました。
    月に雁は配送中のはがきから剥がされ奪われるほどの人気を誇りました。
明治時代の切手 明治時代の切手 1枚あたり
最高100,000円
極端に現存するものが少ないと1,000万円台も
  • 明治時代に発行された切手は現存するものが極端に少ないこともあって、消印が押された使用済みの切手も非常に高値で取引される傾向があります。
文化人切手 文化人の切手 1枚あたり
500~1,000円前後
美品、シート単位ならさらに高額に
  • 文化人切手は1949年から52年までに発行された第一次と、1,992年から2004年まで発行された第二次のものがありますが、特に第一次のものは高値がつくことが多いです。
使用済み切手 使用済みの切手 1枚あたり
100円前後
レア品だとさらに高額に
  • 使用済み切手の場合、封筒に貼付けられていたり、はがきの一部を切り離して買取が可能な場合がありますが、現在一般使用されるような切手ではなく、これまで挙げてきたレアリティの高い切手に限られます。
    状態が悪いことから買取価格もシートのままのもの、未使用のものより数段落ちますが、枚数が多ければ無視できない場合があります。

プレミアが付く切手・世界編

切手は各国で郵便事業の一つとして発行されていますが、中々日本まで持ち込まれるものはなく、コレクター垂涎の1枚、というものも多かったようです。

また、そもそも国内流通量が少なかったものもあって、日本にまで持ち込まれることが少ないものもありました。これら海外の昔の切手の価値は、使用済みのものでも高額査定になる事例があります

プレミアがつく世界の切手 切手の画像 相場 解説
中国・パンダ切手 パンダの切手 1シートあたり
15,000円前後
  • 中国にて発行されたパンダ切手は、各国の切手の中でも日本国内で人気が高い切手の一つです。
中国・毛沢東切手 毛沢東の切手 1枚あたり
最高15,000円前後
  • 中国にて発行された、かつての共産党主席をモチーフにしたモノです。
    現存するものが少ないため高値になることが多いので状態が良ければかなりの高額が見込めます。
各種エラー切手 外国の切手 1枚あたり
最高10,000円前後
  • 海外の切手の中でも、エラー切手は特に流通量が少なく、コレクションとしての値打ちが高いものです。
    上下逆さま、印刷が見切れている、ミシン目の不良などがエラー切手の特徴です。
    画像はアメリカの24セント切手ですが、上下逆さまに飛行機の絵が印刷されています。
使用済みの海外切手 使用済みの海外切手 1枚あたり
100円~10,000円程度
  • 海外切手は流通量が少なく、海外郵便などに貼付されていたもの、消印が掛かるようなものでも高額取引されるものがあります。
    封筒などを切り取り、1枚からでも買取が行なわれる事例もあるようです。

使い残しの切手は売れる?

たくさんの切手

ここまでは比較的レアな切手についての紹介でしたが、通常の昔の切手の価値はないのでしょうか?

特にレアリティの高くない切手の価値は1枚あたり1円から5円程度、額面程度の買取り価格がほとんどです。古ければ状態も悪いだけで、特に価値がつかないこともあります。

ただし、日本国内で発行された切手の場合、昔の切手でも価値が出ることもあります。

そのまま使用する

極端に古い切手(戦前のものなど)以外はそのまま使うことが可能です。ただし、消費税増税の関係で50円切手でも52円切手となっており、古い切手では金額不足になる場合があります。

その場合は、少額切手を足すことで利用できます。

郵便局で交換する

郵便局に国内で発行された切手なら、郵便局で新しいはがきやレターパックなどへ、手数料は必要になりますが交換することが可能です。

昔の切手や古い切手の活用方法について、こちらの記事でもくわしく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

昔の切手の価値について触れてきましたがいかがでしたか。中には当時の購入価格を大きく超えるような高い価値が付くことも珍しくないのが、切手の特徴です。

昔熱心に集めたものの、飽きてしまって処分に困っていると言う場合、価値が下がったり、汚したりするまえに処分されるのも一つの選択肢と考えます。

その際は、切手の価値がきちんと分かる買取り専門業者のご利用をおすすめして、この記事を終わります。

お読みいただきありがとうございました。

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