はがきは買取で現金化できる!売れるはがきと買取相場
皆さんの家にある未使用のはがきや年賀状、じつは買取に出すことで現金化できます。しかし「はがきをどこに持っていけばいいのか、依頼したらいいのか」「手持ちのはがきが売れるものなのか」分からない場合もあると思います。本記事では、はがきの買取事情に関して紹介していますので、ぜひご参考ください。
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はがきの買取方法は3つ
はがきの買取方法は以下の3つです。
はがきの買取方法
種類 | 方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
店頭買取 | 金券ショップに直接持っていって その場で買い取ってもらう。 |
買取までが早い | 大量にあると持ち運びが手間 |
出張買取 | Webサイトや電話で申し込み後、 自宅やオフィスなどに買取 業者の担当者が出向き、 その場で買い取ってもらう。 |
|
日程を業者と相談する必要がある |
宅配買取 | Webサイトで申し込み後、 買取業者宛てにはがきを送る。 |
買取金は振込になる |
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はがきの量が少ないと金券ショップに直接持ち込んだほうが早いです。しかし、はがきが大量にある場合は、出張買取や宅配買取が便利です。
宅配買取は配送業者に集荷を依頼すると、持ち運びの手間を省くことができます。
買取業者で買取できないはがき
はがきの買取業者は、以下のはがきは買取できません。
買取が難しいはがき
- 両面に書き損じがあるはがき※
- 消印がある使用済のはがき
(一度ポストに投函したもの、届いたもの、宛先不明で戻ってきたもの含む) - 切手部分にインクや文字が重なっている
- 汚れや折れ曲がりがあり、傷みの程度が激しい
※書き損じはがきの買取基準は業者ごとに異なりますが、未使用(消印なし)であれば買取を行っているところが多いです。ただし住所が記載されているものは不可としているところもあります。
はがきの買取相場
買取業者によって明確な値段は異なりますが、はがき1枚あたりの買取価格は以下の通りです(通常はがき・年賀状・かもめーるの場合)。
はがきの買取相場(1枚あたり)
はがきの種類 | 値段 |
---|---|
63円はがき | 45~50円 |
62円はがき | 44円~48円 |
52・50円はがき | 34円~35円 |
50未満のはがき | 10円もしくは買取不可 |
はがきを高く買い取ってもらうコツ
はがきを高く買い取ってもらうコツは以下の通りです。
未開封である
未開封のはがきだと、買取後にそのまま未使用・未開封のはがきを販売できるため、買取の需要が高く買取価格も高くなります。
買取業者では「完箱(未開封の箱)・完封(未開封の封筒)」などと箱単位、封筒に入れての販売をしていますが、未開封の状態のものをまとめて販売することができるのです。
大量にまとめて売る
買取業者にもよりますが、はがきは数百枚単位で売ると1枚あたり5円ほど高くなります。
買い取ってもらったはがきは、基本的に企業などの大口の需要に販売することになります。
企業間では大量のはがきを使用したいときに、コスト削減のために中古のはがきを使用することもあるのです。
こういった大口の需要に対応できるため数百枚単位での買取を歓迎しているのです。
販売期間内のものである
年賀状やかもめーるなど、季節限定のものはその期間内だと高価買取してくれます。
例えば年賀状だと、毎年11月1日に販売が開始されて12月15日に投函受付がスタートします。販売開始から1週間ほどが需要が高いため、買取価格も高いです。
しかし12月25日で年賀状の受付が終了して、年末に向かうにつれて価値はだんだんと下がっていきます。年が明けて1月7日を過ぎると年賀状ではなく寒中見舞いになるため、その分価値も下がってしまいます。
このように年賀状などは、シーズンが過ぎる前に買取に出すと高い価値がつきやすいです。
また、通常はがきでも定期的にデザインが変わります。通常はがきを買取に出すときは、旧デザインよりも現行デザインのほうが高くなります。
はがきの他に買取できるもの
金券ショップや買取業者では、はがきの他にも買い取ってもらえるものがあります。
切手
未使用のものがあれば、はがきと一緒に買い取ってもらえます。シート状態だと値が付きやすいですが、バラの状態だと値が付きにくいです。外国切手のなかでは、中国切手がコレクターの間で人気のため高値がつきます。また中国切手のなかでも希少性が高い「赤猿」の切手は、日本を含めて海外では手に入れにくく高価買取に期待できます。
切手の買取については、以下の記事でもくわしく解説しておりますので、あわせてご覧ください。
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レターパック
レターパックは全国一律料金で送れるサービスです。コンビニエンスストアなどで所定の封筒を購入しポストから投函できます。投函後は荷物の追跡ができ、また送る相手は配達員から対面で受け取るため、通常の郵便と比べて信頼性が高いです。未使用の封筒は買取業者に売ることができます。
収入印紙・証紙
収入印紙は印紙税などの対象となる書類に添付する小さな紙です。添付が必要な書類は領収書や契約書、約束手形などですが、電子書類だと添付は不要です。また収入印紙は国に払うものですが、収入証紙は地方自治体に対して払うものになります。6万円の収入印紙だととくに高く取引されています。
はがきの歴史
はがきは日本だと明治6年に最初のはがきが発行されました。最初のはがきは2つ折りになっており、紙の強度があまり無かった当時の工夫とされています。また明治33年には私製絵葉書の使用が認められ、風景画や美人絵のはがきが人気となり広く浸透していきました。
はがきの普及が進むと商業デザインのはがきも登場し、透かし加工や暗いところで光る塗料が使用されたものなどデザイン性の高いものが使用されるなど時代とともに進化しています。
ただし年賀状に限るとその風習自体は平安時代にはあったとされており、正月に挨拶をする習慣もその頃生まれたとされています。
はがきの種類
はがきにもいくつか種類があります。お手元のはがきが買取できるか業者に問い合わせるときなどにご参考ください。
はがきの種類一覧
種類 | 価格(税込) | 概要 |
---|---|---|
通常はがき | 63円 | 2021年3月時点でヤマユリと胡蝶蘭の2種類のデザインが あります。胡蝶蘭は寒中見舞いや喪中欠礼はがきとしても 使用できます。ヤマユリと胡蝶蘭ともに緑色デザインが普 通紙、青色がインクジェット紙です。 |
往復はがき | 126円 | 往復はがきは往信用と返信用が両面印刷になっているはが きです。往信時は送り先が外側になるように折って送りま す。また返信時は半分を切り取って送ります。往復はがき は往信側が青色デザイン、返信側が緑色デザインです。 |
郵便書簡(ミニレター) | 63円 | はがきと封筒が一体になっているものです。 25gまでなら63円で送ることができます。 はがきの約3倍の大きさで、送るときは封筒型に折って 糊付けして投函します。 |
年賀状 | 63円~ | 11月に販売が開始される年始の挨拶のためのはがきです。 様々なデザインがあり、干支をあしらったものも多い ことから未使用のものは使いまわしが難しいです。 |
かもめーる | 63円 | 夏の挨拶に使用されるはがきです。 5月頃から販売が開始され、現金や切手などが当たるくじ 引き番号が記載されているのが特徴です。 |
エコーはがき | 58円 | 下部分に企業広告が入っているはがきです。 通常はがきとくじ付きの2種類があります。 値段は企業が広告費として1枚5円を負担するため、 その分安くなっています。 |
くぼみ入りはがき | 63円 | 目が不自由な人のために、くぼみを入れることによって 上下の判別をしやすくしているはがきです。 年賀状やかもめーるにも使用されています。 |
四面連刷はがき | 252円 | 4枚が一体になっているはがきで、おもに印刷会社向けに 販売されているものですが、大きな郵便局では一般向けに も販売されています。1枚ずつ印刷するよりも印刷代を抑 えることができる、というメリットがあります。 |
まとめ
はがきは金券ショップに直接持ち込んだり、出張買取を依頼することで買い取ってもらうことができます。とくに大量にある場合や、未使用のものは高値がつきやすいです。もしお手持ちのはがきで処分にお困りのものがあれば、まとめて出張買取を依頼することも検討してみましょう。