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生前整理の上手な進め方やコツとは?不用品の買取業者の選び方

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2023年6月23日
生前整理の上手な進め方やコツとは?不用品の買取業者の選び方
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ライター

ひらばやし

終活という言葉が定着しつつある昨今、断捨離ブームと相まって注目されているのが「生前整理」です。
”人生の終わりに向けて身の回りを整理する”という意味をもつ生前整理は、テレビなどで取り上げられる機会も増えたことから、20代や30代の若い世代にも普及し始めています。
今回は生前整理の流れやコツ、不用品の買取業者の選び方などをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

生前整理とは?

タンスを整理する

「生前整理」とは、自身の死後のことを考え、自分が生きている間に身の回りの持ち物や保有する財産の整理を進めておくことをいいます。

同じような意味で「老前整理」という言葉がありますが、近年では20代や30代といった若い世代でも生前整理を行う方が増えています。そのため、老いてきたタイミングで行う老前整理よりも、誰にでも当てはまる生前整理という言葉が使われることが多くなりました。

死を迎えることは、誰もがいつかは直面せざるを得ない事実として、受け入れている方が多いかと思います。

しかし、”老いて亡くなる”ことは、亡くなる理由の一つに過ぎません。急な病気や交通事故、災害など、突然命を落としてしまう方も多くいます。自分自身もその可能性がゼロであるとは限らないのです。

自身にいつ死が訪れてもおかしくないという事実を認識し、体力や気力のあるうちに身の回りを整理しておく機会を設けることも選択肢の一つなのではないでしょうか。

遺品整理との違い

生前整理と遺品整理は、整理整頓や断捨離を行う点において違いはありませんが、整理を行う人物やタイミングに違いが生じます。

生前整理は、所有者本人が亡くなる前に自分自身が判断して身の回りの持ち物を整理することをいいます。

遺品整理は、所有者本人が亡くなった後、遺したものを家族などの親族が整理することです。

整理を行う人、そして所有者の生存時か死去後かのタイミングの違いがあります。

遺品整理や遺品買取についてまとめた下記コラムもあわせてご覧くださいませ。

生前整理の必要性

では、生前整理が必要な理由とはどのようなものなのでしょうか。

自分のため

生前整理を行う理由の1つは、自分のためです。

生前整理で片付けるものは主に自分の財産ですので、生きている間であれば自分で自由に処分することができます。しかし、自身が亡くなった後はどのように使用するのか、どのように処分するのかを選ぶことができません。

そのため、財産をどのように遺すのかを明確に決めておきたい場合は、生前整理によりあらかじめ定めておく必要があります。

遺族のため

生前整理を行う理由の2つ目は、遺族のためです。

自身が亡くなった後、自分の遺した財産の処分をするのは遺族です。

自分の財産の行方を定めておき、良い意味で遺産として遺すことができれば良いですが、きちんと整理ができていないと遺族を困らせてしまうことになりかねません。

そうならないためにも、遺族に遺したいもの以外は処分してしまう、または処分しやすいようにしておくことが大切です。

生前整理の流れとコツ

生前整理で決まった流れはないですが、ある程度効率的に行うための方法はあります。

ここでは、効率的かつ効果的に生前整理を行う方法とコツをご紹介します。

財産目録の作成

財産目録

生前整理では自身の財産を整理する必要がありますが、まずは自分がどのような資産を所持しているか把握することが重要です。

家や土地、預貯金、有価証券、骨董品、宝石といったプラスの財産から、借金などの負の財産までを記した財産目録を作成しておくと良いでしょう。

誰が何を相続するかを明確にしておくことで、相続人同士が揉めるといったトラブルを防ぐことができます。

必要・不必要なものを仕分ける

生前整理の第一歩はまず、必要なものと不必要なものを分けることです。

「1年以上使っていないものは捨てる」といった基準を決めておくことがスムーズな分別につながるポイントです。

まだ使えるものや愛着のあるものを処分することは勇気のいることです。そのため、基準を設けて仕分けることで、本当に必要なものなのかどうかを客観的に見ることができ、納得した上で処分しやすいです。

買取サービスを利用

整理を行う中で不要なものを処分するとなった際は、買取サービスを利用してもよいでしょう。

ブランド品や美術品、着物や楽器、趣味のコレクター品など、価値の分かる人にとって需要の高いものであれば、そのまま処分してしまうにはもったいないです。

その品物の種類や保存状態によっては想像以上に高く買取してもらえる場合もあります。無料査定を行っている業者も多いため、一度見積もりをもらってから検討することも可能です。

価値のあるものを売却して現金化できることはもちろん、その品物を必要とする人の手に渡ることで、再びその品物の価値が見出されるのではないでしょうか。

エンディングノートを書く

エンディングノート

人生の終わりに向けて、そして自身の万が一に備えて準備をしておくことを終活といいます。

その中で、ご家族やご友人に伝えたいことなどをノートに書き留めたものを「エンディングノート」または「終活ノート」と呼びます。

遺言書のような法的拘束力はありませんが、お葬式やお墓のことなど、さまざまな希望を書き記しておくことができます。

遺言書を書く

生前整理で中核となるのが、遺言書の作成です。

一般的には、遺産の分配方法などを書き記すことができ、相続においてトラブルになりそうな事柄を事前に定めておくことができます。

正しく書かれた遺言書には法的拘束力があるため、遺族はその遺言書通りに財産を相続する必要があります。厳密に伝えたい、実現してほしい重要事項がある場合に適しています。

【種類別】財産の生前整理方法

生前整理を行うことで、相続でのトラブルを避けたり、身の回りをきれいにしておくことは非常に重要です。そこで、財産の種類ごとの整理方法をご紹介します。

土地・建物

空き家問題が深刻化している昨今では、土地や建物の相続問題ははっきりしておくことが重要です。

不動産相続では「現物分割」「換価分割」「代償分割」「共有分割」など、複数の選択肢の中から適切なものを選ぶ必要があります。

自身が亡くなった後に身内で揉めることのないよう、遺言書や財産目録を作成しておくと良いでしょう。

自動車

不動産と同様、自動車のような動産も売却完了までの手続きに時間を要します。

そのため、余裕をもって整理しておくことが大切です。

預貯金・有価証券

口座を複数持っている場合は、1つにまとめておくなどして、不要な口座は解約しておくと良いでしょう。

また、株式や投資信託のような有価証券を保有している場合は、相続するために新たに口座開設が必要になります。

有価証券を相続する場合は、必要な情報を相続を受ける人に伝えておくことが大切です。

貴金属・骨董品・美術品

貴金属や骨董品、美術品は、リサイクルショップなどでも買い取ってもらえますが、専門的な知識がない買取店だと適切な鑑定をしてもらえない可能性があります。

貴金属なら貴金属専門の買取業者へ、骨董品なら骨董品専門の買取業者へ査定を依頼することで、専門知識を持った鑑定士が査定してくれます。

また、品物によっては傷や劣化がある場合でも高値で売れるケースもあります。そのため、無理に修理や補修はせず、そのまま査定に出すことをおすすめします。

不用品の買取業者の選び方

査定する業者のイメージ

不用品を売却する際は、専門の買取業者に依頼することをおすすめします

納得のいく買取額で売却しやすく、時間や手間がかかりにくいためです。

また、不用品処分や不用品換金以外の悩みも解決できる体制を整えている業者も多いです。買取不可だった品物の処分に関しても、提携会社を紹介してもらえる場合があるため、買取から処分まで一括で解決しやすいです。

フリマアプリやオークションで売る方法もありますが、撮影や採寸、出品データの作成、質問への対応、発送など、現金化するまでに時間と手間がかかるため、すぐに売ってしまいたい方にはおすすめできません。

相見積もりが基本

買取を依頼する際は、まずは複数の買取業者から見積もりをもらうことをおすすめします。

自分で買ったものでなければ、買ったときの値段や中古市場での相場はすぐにわからないかと思います。相場がわからないと、提示された査定額が適正なのか判断できません。

相見積もりで査定額を比較することで品物の買取相場や適正価格がみえてくるため、安く買い叩かれるリスクを回避できます。

また、査定額を比べて一番高い買取額を提示してくれた業者に買い取ってもらうことで、少しでも高く売却することが可能です。

昨今の買取業者は、メールやLINEなどで無料査定に対応しているところも多いため、気軽に査定してもらいやすいです。

まとめ

生前整理は、家族の負担を軽減するため、そして相続のトラブルを避けるためにも、早いうちから行うことが重要です。

元気なうちに断捨離をしておくことで、これからの暮らしがより良くなり、スッキリ気持ちよく過ごすことができるはずです。

また、不用品は業者に買い取ってもらうことをおすすめします。思わぬ掘り出し物が見つかる可能性もありますので、専門店に査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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