ミシン買取の査定額アップ!?見られるポイントをチェック!
ご家庭に使われていないミシンが眠っていませんか?意外とかさばる上に重たいミシンは、普段は使わず、押入れの奥に眠っているご家庭も多いかもしれません。いっそ捨ててしまおうか…とお考えの方もいるかもしれませんが、それはもったいないことです。最近は趣味で作った手芸品をフリマアプリなどに出品したり、コロナ禍による手作りマスクの製作や、巣ごもり需要によるミシンの需要が増加している傾向があります。これを機会に、ご自宅に眠っているミシンを買取ってもらうことを検討されてはいかがでしょうか。大切にされていたミシンの買取価格が少しでも上がるような情報をご紹介していきます。
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ミシン買取査定時に見られるポイント
ミシンの買取査定時に見られる代表的なポイントは3つあります。
どこのブランドのミシンか
バッグや時計などと同様、ミシンにも有名ブランドがいくつも存在します。
それらのブランドのミシンであれば、買取価格の上乗せが期待できる場合があります。
付属品は揃っているのか
ミシンには購入時に付属品が同梱されています。
これらが揃っていないと、査定額がマイナスされる場合があります。
- 補助ベッド(ワイドテーブル)
- フットコントローラー
- ACアダプター
- 本体ケースなど
動くかどうか
ミシンが電源を入れて動くかどうかも確認しておきましょう。
電源を入れても動作しない場合、再整備などが必要になる場合があるので買取価格が下がってしまう場合があります。
ミシンの種類について
ミシンの種類は主にミシンを動かすための動力によるものと、用途によるもの、機能による分類の3つがあります。いずれのミシンも買取が行われていますので、気になる場合は査定を依頼されてはいかがでしょうか。
動力による分類
人力ミシン
人力ミシンは古いドラマや映画、小説などにも登場する大変レトロなミシンです。脚を載せる板を踏み込んだりハンドルを回すことでミシンが駆動します。近年電気無しでも駆動できることから価値を見直されています。
また、現在のミシンにはないデザインのミシンが多く、オブジェとしての役割を期待されている場合もあります。
電動ミシン
電動ミシンは現在ごく一般的に使われているミシンの大半を占めます。家庭用のコンセントにつなぐだけですぐ使うことが可能です。スピードコントロールなどをスイッチで行うことができるので初心者にも扱いやすいミシンといえるでしょう。
ミシンの買取の多くは電動ミシンが主流です。
機能による分類
ミシンには一般的なご家庭での使用を想定されたものと、より高度な作業を必要とする人を想定したものがあります。
一般用ミシンと呼ばれるものより、用途が限られているミシンが買取価格が高くなる場合もあるようです。
一般用ミシン
一般家庭で使用されるミシンの大半を占めています。布を縫い合わせる機能を中心としており、新品の販売価格も幅広いのが特徴です。
近年ではコンピューター制御や専用ソフトウェアの導入により、縫い目を特殊なものにしたり、刺しゅうや縁(ふち)かがり縫いの機能などをもつ万能型の製品も増えています。
ロックミシン
縁かがり縫いに特化したタイプのミシンです。ズボンのすそやシャツのそでなど、布を切り落として縫い合わせる際に多用されるタイプのミシンです。
刺しゅうミシン
絵柄を入れたり名入れなどが必要な際に使用されるミシンです。簡単な図柄や名入れなどができる程度のものから、専用の絵柄データを取り込んで複雑な図柄を描けるもの、データなしで刺しゅうしていく自分で布地を動かしながら刺しゅうするタイプなど用途やテクニックに応じて様々なものがあります。
ハンドミシン
片手で持てるサイズのコンパクトなミシンです。その分機能は限られていますが、ちょっとした裁縫の際に重宝することから高い人気があります。
手動式のものもありますが、現在の主流は電動です。乾電池を使うものとACアダプタ方式のがあります。
職業用ミシン
職業用ミシンは布を直線に縫い合わせていくことに特化したミシンです。使う人が布を送る方向をコントロールすることで曲線に縫い合わせていくこともかのうです。直線縫いに特化した分パワフルで縫い目もきれい。既製品のようなきれいな縫製が可能なのが特徴です。
工業用ミシン
服飾職人の方、衣料品メーカーなどで使用されるミシンの総称です。生産効率のために特定の縫い方専用のもの、ボタン付けに特化したもの、ジーンズや下着、シャツやニット専用のものなど様々なものが存在しています。
工業用ミシンで培われた技術が一般用のミシンにも生かされている場合もあります。
ミシンの代表的なブランドについて
ミシンは世界各国で生産販売されていますが、日本で利用・販売されているミシンのブランドは以下の通りです。これらは市場でも高い評価を受けており、中古でも値崩れしにくいともいわれています。
よく見られるミシンブランド
ブランド名 | 生産国 | 特徴 |
---|---|---|
ブラザー | 日本 | 現在ではコピー機やプリンターのメーカーとしても有名なブラザー工業が作るミシンです。ブラザー工業はもともと1908年に日本に輸入されてきたミシンの修理業を始めたところからはじまります。その後、国産ミシンを製造し現在に至ります。
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ジャノメミシン | 日本 | ブラザーに並ぶ国産ミシンの有名メーカーです。ジャノメミシンは世界で最初に刺繡ができる家庭用ミシン「グラフイカ」を開発・販売したことからミシンの歴史でも非常に重要な役割をはたしています。一般家庭で使用されるミシンだけでなく、専門職の方用のミシンや大量生産の必要な縫製工場などで使用される工業用ミシンも生産しています。
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ベビーロック | 日本 | ベビーロックは1968年、世界初となる家庭用の小型ロックミシンを販売したメーカーです。山形県に自社工場を持ち、高い品質を持つミシンメーカーとして知られています。故障の少なさ、高い耐久性、美しい縫い目などに定評があります。 |
HappyJapanミシン | 日本 | HappyJapanミシンはジャノメの協力会社としてミシン用部品を製造していた会社ですが、戦後からは自社ブランドハッピーミシンとしてミシンを販売していました。しばらく自社ブランドでの発売はなく、日本国内でシンガーミシンのOEM生産をしていましたが、2021年7月、20年ぶりに自社ブランドを販売したことで知られています。 |
シンガー | アメリカ | シンガーミシンはアメリカで創業したミシンメーカーで、その歴史は古く最初のミシンの特許を取得したのは1851年ですから今から170年も昔のことになります。日本でも数多くのミシンが販売され、ハッピージャパンがOEM生産していることで知られています。
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ペガサスミシン | 日本 | 主に工業用ミシンを取り扱い、環縫いという特殊な縫い方をするミシンを専業で製造してます。 |
アックスヤマザキ | 日本 | 家庭用ミシンを製造しているメーカーで、ミシンの基本機能にこだわり、初めてミシンを使う方にもわかりやすいシンプルな操作が特徴です。また、業務用と同じ構造を一部採用し、初心者にも扱えるミシンでありながらしっかりと美しい縫い目を作ることができます。 |
JUKI(ジューキ) | 日本 | 家庭用ミシンと工業用ミシン両方を製造している日本メーカーで、世界各国で高い評価を受けています。大きなキルト製品を作ることも可能な大型のキルト用ミシンをはじめとしてさまざまなタイプのミシンが製造・販売されています。 |
ジャガーミシン | 日本 | ジャガーミシンは大阪府の守口市に本社を置くミシンメーカーです。元々は丸善ミシンという名前でしたが、国内販売部門が独立し、現在の社名へと変更された経緯があります。日本初となるジグザグ縫いができるミシンの国産化を果たしています。 |
リッカー | 日本 | ミシン全盛期の時代には、日本3大ミシンメーカーとして国内トップシェアを占めていました。その後、経営難から倒産してしまいましたが、株式会社NO EXCUSEが商標権を買い取り、2022年に新製品を発表。リッカーの名前が復活することとなりました。
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便利な機能は査定にプラス!
ミシンの説明書やカタログを見ると、ただ単に布を縫い合わせるだけでなく、様々なオプション機能が搭載されていることに気づくでしょう。オプション機能が多いほど買取価格が高くなる場合がありますので、ご自宅のミシンも確認してみてはいかがでしょうか?
一般的に、ミシンの便利機能は4つに分類することができます。代表的な機能についても合わせてご紹介します。
ミシン便利機能の一覧
目的 | 機能 | 詳細 |
---|---|---|
準備を簡単に済ませられる | 家庭用ミシン針使用可 | 職業用ミシンと家庭用ミシンでは使える針がミシンメーカーや機種ごとに違う場合がありますが、家庭用ミシンの針をそのまま使える職業用ミシンもあります。 |
自動で針へ糸通し | ミシンでも手縫いでも、針に糸を通すのが苦手な方は多いようです。ミシンの中には簡単なレバー操作などで針に糸を通すことができるものもあります。 | |
水平釜 | ミシンは上糸と下糸の日本の意図を使用するのですが、下糸はボビンというものに巻きつけて使います。水平釜のミシンは家庭用に多く、ボビンのセットか簡単で、糸の残量も見やすいことから広く用いられています。 | |
コードリール | 電動ミシンのコードが本体内部に巻きとれるようになっていれば、後片付けの手間も簡単。久々に使おうと思ったらアダプタやコードだけがない…といったことも避けられます。 | |
作業中の手間を減らす | 自動糸切り | ミシンの糸はそのままだとボビンなどへ繋がっていますので、縫い終わった段階で糸を切断する必要があります。この作業をミシン側で自動で行ってくれる機能です。ほとんどがコンピューターを搭載しているタイプのミシンとなっています。 |
自動止め縫い | 糸で布を縫う場合、縫いはじめと縫い終わりにこぶを作って、糸がほつれたり抜けたりしないようにする止め縫いという作業が必要です。この作業をボタン一つで行うことができるミシンがあります。自動糸切りと同様、コンピューターミシンに搭載されている機能です。 | |
手元集中操作 | ミシンを操作する際、手元から目を離すのは大変危険です。また、縫い目がずれてしまうのも避けたいところ。そういった際に、手元に近い位置にミシンをコントロールするボタンを配置しているタイプのミシンです。 | |
ボタンホール作成 | シャツやジャケット、ズボンなどはボタンホールが必要になりますが、これを自動的に作ってくれるミシンがあります。ミシンによっては完全自動型、一部を手動で行うものがあります。 | |
膝上げレバー | ミシンは布を固定して縫いますが、この固定バーはレバー操作できるようになっています。ただ、レバー操作の際にいちいち手をレバーに伸ばすのは効率が悪いので、手を使わずに膝でこのバーを操作できるオプションパーツがあるミシンもあります。 | |
フットコントローラー | 膝挙げレバーと同様、手を話さなくてもミシンの操作ができるようにフットレバーをつけられるミシンもあります。 | |
補助テーブル | 少し大きな布地を縫う際、ミシンのテーブルに載らない部分が多いと作業がしづらいです。ミシンによっては折り畳み式や後付けの補助テーブルを備えているものもあります。 | |
仕上がりを向上させる | 送り歯枚数 | 送り歯とは、ミシンにセットされた布を手前から奥へと送り出すために取り付けられたぎざぎざの板のことで、これの枚数が多いことでよりしっかりと布地が送り出されていきます。 |
BOX送り | 送り歯と布地がよりしっかりと接地することで、段差や縫いづらいところをスムーズに縫うことができる方式です。工業用や職業用ミシンで採用されることが多い構造でしたが、近年は家庭用ミシンでも普及しています。 | |
押さえ圧の調整 | ミシンで布を押さえる力を押さえ圧と言いますが、ミシンではダイヤルで調整するのが一般的です。一部の機種では微量押さえ上げといって、抑えを1mmから2mm程度上げたまま縫うことができて、布同士がずれやすい場合などに役立ちます。 | |
使用時の快適性の向上 | 縫い目パターン数 | 一口に布を縫うといっても様々な縫い方があります。本来ミシンは一定の縫い方しかできないものですが、コンピューター搭載のミシンが増えたことで、ジグザグ縫いやまつり縫いができる機種も増えています。 |
LEDの手元ライト | ミシンは手元を照らすためにライトがついています。最近発売されるミシンのライトはLEDを使用していて、高寿命かつ明るいので、細かな作業を行いやすくなっています。 |
少しでも高く売るためのポイント
不要になったミシンを買取査定してもらう際、やはり気になるのは高く買い取ってもらえるかでしょう。
ミシンの買取価格に大きく影響してくるのはミシンの外観、付属品の有無、機能、発売されてからの年数です。少しでもミシンの買取価格が上がるよう、事前にチェックしておくのがおすすめです。
外観を整える
ホコリや汚れが溜まっていれば評価が下がる場合があります。目に見える部分、本体やカバーなどにほこりが積もっていたら、柔らかい布などで拭き取りましょう。
また、ボビンケースなどミシン内部もほこりやごみが溜まっていることが考えられますが、無理に取り除こうとしてミシンを破損させる場合も考えられます。
その場合は無理せずにそのままにしておくのがおすすめです。
付属品を揃える
もしミシン購入時に入っていた箱、説明書、付属品のブラシやカバー、補助テーブルなどがあれば、合わせて査定してもらうのが、買取価格アップへの近道です。
ない場合でも、本体のみの買取で対応してもらえる場合があります。
動作チェック
電源を入れて、スイッチを入れて動作するか確認しておくと、査定を申し込んだ際よりスムーズになる場合もあります。
手元を照らすライトが点灯するかも確認しておくとよいでしょう。
早めに売ってしまう
スマートフォンなどと違い、ミシンの新機種登場のタイミングは定期的ではありません。しかし新機種が出れば出るほど、今お手持ちのミシンは型落ちになっていきますので買取市場での価値が減少することが考えられます。使わない、と判断したら早めにミシンの買取を依頼するほうが、結果として買取価格を高くする場合もあります。
ミシンを売る方法
現在、ミシンを売る方法は3つ考えられ、以下に詳細をまとめました。
地元のリサイクルショップへの買取依頼
お住まいの地域にリサイクルショップがあれば、そこへ持ち込む方法があります。
なんといっても近所のショップであれば持ち込む手間も最小限で済みます。
半面、店員の方にミシンに関する知識が少なかったりすると、思ったより査定額が上がらないことも考えられます。また、そもそもリサイクルショップがお近くにない場合は選択肢から外れます。
フリマアプリへの出品
近年急速に普及した各フリマサイト・フリマアプリでの出品もミシンの買取に近いものです。手元ですべての作業が完了するため手軽です。
半面、購入者からの値切り交渉や出品したあとの発送作業など、自分で行う作業が増えてしまいます。ミシン自体がそれなりの重量やサイズのものが多く、せっかくの売り上げが配送料で目減りすることも考えられます。
出張買取依頼をする
重量があってかさばるミシンの買取については、出張買取を依頼するのがお手軽です。
メールや電話で依頼を出して、買取業者を待つだけ。梱包の手間も要らずに忙しいときでも重宝する方法です。
まとめ
大切なミシンの買取価格を少しでも上げるための情報を紹介しました。
この記事の内容を以下にまとめましたので、ぜひ、ミシンの買取依頼をする際の参考にしてみてください。
- ミシンには人力と電動のものがあり、人力のものや古いものでも値段が付く場合がある。
- 国産メーカーも多く、高い人気があり、有名ブランドで新しいと値崩れしにくい。
- 便利な機能がたくさん付いたミシンは買取価格が高くなる場合がある。
- 少しでもミシンを高く買い取ってもらうには外観をきれいにしたり付属品を揃えておく。
- ミシンは重たいうえに査定にも知識が必要。出張買取を依頼すると便利。