ブレゲの時計買取で失敗しない!高価買取のコツと相場
ブランド時計といったらロレックスやカルティエ、タグホイヤー、などを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、ブレゲこそ時計の歴史を語る上では外せない名ブランドと言えるのではないでしょうか。というのもブレゲは「時計の歴史を200年早めた」といわれ、数々の機構を開発したブランドだからです。
そんなブレゲの時計は新品だと200万円や300万円はしますが、都合上売りに出さなければならないこともあると思います。この記事ではブレゲの買取事情について解説していきますので、ぜひご参考ください。
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ブレゲの買取相場
ブレゲの買取相場は、モデルによって幅はありますが40万円~250万円です。
とくにシンプルなデザインの「クラシック」や、女性向けの細長いシルエットが特徴の「クイーンオブネイプルズ」などは人気があるため、買取価格は高くなる傾向があります。
ブレゲの買取相場(一例)
商品名 | 商品画像 | 買取価格相場 |
---|---|---|
クラシック トゥールビヨン3357 | 約250万円 | |
マリーン・ロイヤル 5847BR Z2 5ZV ピンクゴールド | 約240万円 | |
クイーンオブネイプルズ 8918 K18WG サテンストラップ | 約170万円 | |
TYPE XXI タイプトゥエンティワン 3810ST 92 9ZU | 約65万円 | |
アエロナバル タイプXX 3800ST 92 SW9 ブラックダイヤル | 約40万円 |
高く売るために付属品を揃える
ブレゲを購入したときには、箱、保証書(冊子)、取扱説明書などが付属しています。とくに箱と保証書があると高額買取が可能です。
箱はモデルによって異なりますが、外箱は紙でできており、内箱は木箱でできています。また保証書は冊子の1ページ目についているので、切り取らずに冊子のまま持っていきましょう。昔だと保証書だけカードケースのようなものに入っているものもあるので、確認してみてください。
ちなみにブレゲの箱(木箱)は買取でも重視されており、箱がない場合は3万円~5万円ほど安くなることがあります。また保証書は本物である証明にもなるので、箱以上に安くされてしまいます。
高く売るためには箱と保証書は揃えた状態で、査定に出すようにしましょう。
ブレゲを売る業者に迷ったら複数社で査定してみる
ブレゲは新規で購入しようと思うと100万円以上はくだらない高級時計。そんな大切な時計を売りに出すとなると、「価値の分かる業者でできるだけ高く売りたい」というのが本心ではないでしょうか。
買取業者は、査定だけだと無料で行えます。そのため、買取を依頼する前にいくつかの業者で査定を依頼して、買取金額を比較した後に業者を決めることをおすすめします。
しかし、ブレゲの時計を持ち歩きながら店舗を回るのは不安…という場合もあると思います。そのような場合は、宅配買取で査定のみ依頼してもよいでしょう。宅配買取の場合、査定額の知らせを受けてキャンセルをしたら、送料無料で返却してくれる業者もあります。
またメールやLINEで査定できる業者もあるので、複数社で査定する場合はこのようなサービスを利用すると便利です。
ブレゲとは
ブレゲは1775年に創業した、最も歴史の長い時計メーカーです。想像しにくいですが、ナポレオンが皇帝になったのが1804年なので、それよりも前に創業していたということになります。
実際ブレゲは創業以降、ナポレオンや英国ビクトリア女王、マリー・アントワネットなど歴史上の著名人から愛用されていました。
ブレゲの創業者であるアブラアム=ルイ・ブレゲは現在使用されている機構の約7割を生み出したため、現在でも天才時計師と称えられています。以下はブレゲが生み出した機構の一部です。
自動巻きとは
当時の時計は一定時間ずつゼンマイを巻く必要があり、そのゼンマイが戻るエネルギーで時計が動いていました。自動巻きの腕時計は、それを手動で巻き上げずに歩くときの振動で歯車が作動し自動的に巻き上げる時計です。別名オートマチックとも呼ばれています。
トゥールビヨンとは
トゥールビヨンは時計内の各パーツにかかる重力を均一にすることによって、精度に差が出ないようにした機構です。当時は懐中時計が主流で、時計は垂直に立てた状態で持ち歩いていました。その結果、部品が重力によって下に動きやすくなっていたのです。トゥールビヨンの機構は常に部品を回転させることによって、部品が下にずれる現状を解消しました。またトゥールビヨンの言葉の意味はフランス語で「渦」。まさに見た目が渦のように複雑な作りになっています。
出典 : https://www.breguet.com/jp/
ミニッツリピーターとは
ミニッツリピーターは時計内に仕組まれたゴングの音によって時刻を知らせる機構です。当時は現在のように照明が発達していなかったため、暗い場所でも時刻が分かるのは画期的でした。
仕組みとしては内部にあるハンマーがゴングを鳴らし、その音の高さによって時刻を知らせるというものです。低い音だと1時間単位、高い音だと15分単位、さらに高い音は1分単位で知らせていました。
パーペチュアルカレンダーとは
パーペチュアルカレンダーは、一言でいうと永久カレンダーです。カレンダーは月ごとに日数が異なるため、従来はズレがでないように手動で直していました。
しかし、パーペチュアルカレンダーは複数の歯車を組み合わせることによって、自動的にカレンダーを更新できるようになっていたのです。
具体的にはは30日の歯車や31日の歯車、また4年に1回のうるう年の歯車を組み込むことによって自動的に日付を刻むことができました。
ほかにもブレゲは複雑に文字盤を掘って作られるギヨシェ文字盤や、時計の針に月のようなデザインを施したブレゲ針などが有名です。
まとめ
ブレゲは数々の機構を生み出し、多くの人から尊敬されている名ブランドです。ブレゲの時計は中古市場でも絶えず需要があり、その買取価格は数百万円になることもあります。納得できる業者で買い取ってもらうためにも、事前に複数社で査定をとると安心です。
- 買取相場は40万円~250万円
- 箱と保証書はつけて買取に出すと高くなる
- 複数社で査定を依頼して比較するのがおすすめ