人気のヤマハクラビノーバを高く売る!古いモデルも買取ってもらえる?
日本トップクラスの楽器メーカー「ヤマハ」。なかでもピアノは世界トップのシェアを誇っています。
電子ピアノである『クラビノーバ』は、ヤマハの電子ピアノのフラッグシップとして君臨し、日本だけでなく海外でも高い人気を博しています。
そんなクラビノーバは、”10年経っても売れる人気モデル”として中古市場でもかなりの需要があります。
ここではクラビノーバの買取について気になるあれこれをご紹介していきますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
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クラビノーバの買取相場
出典 : https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/pianos/clavinova/clp-785/index.html
クラビノーバは個人での利用はもちろん、ピアノのレッスンなどでもよく使用されているシリーズで、新品・中古問わず人気が高い電子ピアノです。
ここでは、クラビノーバのなかでも特に人気の高いモデルの買取相場についてご紹介します。
相場はピアノの状態などにより変動しますので、あくまで一つの目安としてご活用ください。
CLPシリーズ
CLPシリーズは、ピアノ本来の表現力にこだわり、音だけでなく鍵盤やペダルなど細部まで洗練されたクラビノーバです。
モデル名 | 買取相場 |
---|---|
CLP-380(09年製) |
2,000円~15,000円 |
CLP-430(2012年製) | 3,000円~18,000円 |
CLP-535(2016年製) | 12,000円~38,000円 |
CLP-635(2017年製) | 20,000円~45,000円 |
CVPシリーズ
CVPシリーズは、多彩な音や機能を備え、音楽制作やアンサンブルにも向いている中級者~上級者向けの電子ピアノです。
モデル名 | 買取相場 |
---|---|
CVP-503(2009年製) |
2,000円~12,000円 |
CVP-605(2013年製) | 7,000円~24,000円 |
CVP-705(2017年製) | 60,000円~88,000円 |
CSPシリーズ
CSPシリーズは2017年に登場した初心者向けのクラビノーバで、オーディオデータから自動でピアノ譜を作成することができます。
比較的最新のシリーズで市場流通量も多くないため、どのモデルでも買い取ってもらえる可能性が高いです。
モデル名 | 買取相場 |
---|---|
CSP-150(2018年製) |
35,000円~70,000円 |
CSP-170(2018年製) | 70,000円~120,000円 |
ヤマハのクラビノーバ以外のモデルや、カワイ(KAWAI)やカシオ(CASIO)など他メーカーの買取相場は以下のコラムでご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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買取価格を調べる方法
買取相場表に載っていないクラビノーバをお持ちの方でも、以下の計算式から簡単に買取価格を調べることができます。
- 中古の販売価格 × 0.2~0.4
「中古の販売価格」の箇所には、中古ピアノ販売サイトなどで、お持ちのクラビノーバの中古販売価格を調べて入れてください。
その価格に掛け率0.2~0.4を掛けることで、おおまかな買取価格を算出することができます。
また、この掛け率はあくまで発売から2年以内の電子ピアノの相場であり、発売から3年以上経過したものは掛け率0.2~0.3ほど、9年以上経過したものは0~0.2ほどが相場です。
クラビノーバの『型番』と『製造年』は、ピアノ本体に印字、またはピアノの背面や鍵盤の下などに貼られているシールに記載されています。
型番 |
「MODEL」表記のあとに続く英数字(例:MODEL CLP-380) |
---|---|
製造年 | 「○○製」表記の○○に入る数字(例:’12製) |
場合によっては買取価格がつかないこともありますので、お持ちのクラビノーバを買い取ってもらえるかどうか知りたい方はピアノ買取業者にご相談することをおすすめします。
クラビノーバを高く売るポイント
クラビノーバだけでなく、中古品は状態の良いものほど高額買取に繋がります。
以下のポイントを意識することで買取価格を上げることが可能です。
キレイな状態にしておく
高額買取につなげるためには、見た目の印象はとても大切です。
ピアノをしばらく放置していると、鍵盤や足元、背面にもほこりが溜まりやすいです。
事前に清掃しておくとよいでしょう。
また、きちんと音が鳴るか、音にズレがないか、ペダルや鍵盤に不具合がないかなど、基本的な動作も確認しておきましょう。
特に鍵盤の沈みや戻りが鈍いといった場合、ジャンク品扱いになるケースもあるため注意が必要です。
付属品を揃える
中古品を買い取ってもらう際には、ピアノ本体だけでなく付属品が揃っているかどうかも重要なポイントです。
特に機能パーツが欠品していると減額されやすいので注意しましょう。
付属品の例
- 電源アダプター
- フットペダル
- 取扱説明書
- 譜面台
- オプションで購入したもの
など…
売れやすいシーズンを狙う
電子ピアノは売却する時期によって買取価格が大きく変動することもあるため、高く売れやすいシーズンを狙うことも有効です。
11月下旬~12月 |
1年のうち最も高値で売れやすい時期。クリスマスプレゼントとして購入する人が多く、買取業者も積極的に値段交渉に応じてくれやすい。 |
---|---|
2月下旬~3月 | 4月の新学期からピアノを習い始める人が多く、高値で売れやすい時期。引っ越しをきっかけにピアノを売却する人も多いので、3月上旬までには買い取ってもらうとよい。 |
6月~7月 | 夏休み前のこの時期、ボーナスが支給されるタイミングでピアノを購入する人が多い。入荷前から予約満数になることもあり、通常より高く売却しやすい。 |
また、発売日が新しいほど高額買取の対象になりやすいため、”少しでも早く売る”ということも重要です。
年々新しい商品が登場し、古いものはどんどん相場価格が下がってしまいますので、買取をお考えの方はできるだけ早く査定に出すことをおすすめします。
複数の買取業者に査定依頼する
クラビノーバは買取業者によって査定額が大幅に変わることもあります。買取業者は独自の査定基準を持っており、得意とするピアノモデルや販売ルートも異なります。
顧客が求めているモデルであれば相場より高く買い取ってもらえることもあれば、美品でも需要の少ないものは買取拒否されることもあります。
そのため、できるだけ多くの買取業者に査定を依頼し、一番高い買取価格を提示してくれた業者に買い取ってもらうとよいでしょう。
ピアノの買取業者を選ぶポイントは、こちらのコラムでもくわしくまとめていますので、あわせてご覧ください。
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出張買取がおすすめ!
クラビノーバはそれなりに大きさや重さもありますので、ご自身で買取業者へ持ち込んだり、梱包して業者へ送ったりすると時間や手間がかかってしまいます。
そのため、出張による買取をおすすめします。
買取確定後の運搬などもすべて業者が行ってくれるため、余計な手間がかかりません。
査定も出張で行うため、スタッフがご自宅へ伺い、ピアノの状態などを直接確認し、その場で査定します。無料で査定をしてくれる業者もあります。
古いピアノでも買い取ってもらえる?
古いピアノはいくら状態がキレイだとしても、故障しやすいリスクがあるため買い取ってもらえないことが多いです。
しかし、クラビノーバは以下の条件に当てはまれば、古くても買い取ってもらえる可能性があります。
- 製造から13年以内
- 動作に支障がない
- 大きな損傷がない
とくにCLPやCVPシリーズは人気が高いので古くても値段がつきやすいです。
人気モデル以外でも業者が買取強化しているモデルであれば買取可能なこともあるため、古いものでも諦めずに一度問い合わせてみることをおすすめします。
買取が難しいケース
クラビノーバに限らず状態が良くないものは買い取ってもらえないことが多いです。
買取が難しいとされるのは具体的にどのような状態なのかをご紹介します。
壊れている
- 鳴らない音がある
- ペダルが正常に動かない
- スイッチなどを押しても作動しない
- 鍵盤が欠けている
など…
以上のように明らかに不具合がある状態のピアノは買取が難しいです。
電源アダプターがない
電源アダプター(コード)がないものは、そもそも動作の確認が不可能であるため、買取は難しいでしょう。
たとえアダプターがあったとしても電源がつかない場合は買取不可のケースがほとんどです。
鍵盤やスイッチに問題がある
スイッチや鍵盤に沈み、戻りが鈍い箇所がある場合は買取が難しいです。
発売日が新しいものや人気モデルの場合は買い取ってもらえることもあります。
クレーンなどでの搬出が必要
搬入の際にクレーン車やユニックなどを使用していた場合、搬出の際にも同様の作業が必要になることが多いです。
吊り下げ作業は特殊な作業ですので、一般的な買取業者ではほとんど対応しておらず、買取不可になりやすいです。
クラビノーバが売れなかったときはどうする?
残念ながらどこにもクラビノーバを買い取ってもらえなかったときの選択肢についてもご紹介していきます。
リサイクルショップで引き取ってもらう
リサイクルショップでは、他では買い取ってもらえなかった電子ピアノも有料または無料で引き取ってくれる可能性があります。
日本の電子ピアノは海外でも人気があるため、日本では売れないものでも海外リユースとして取り扱うことができるためです。
値段はつかないけれど捨てたくないクラビノーバがあれば一度お近くのリサイクルショップへご相談してみてはいかがでしょうか。
フリマアプリなどを活用する
フリマアプリやオークションといった個人取引サイトを利用して売却・譲渡する方法です。
個人であれば、ピアノに欠陥があっても欲しいという人がいる可能性もあり、場合によっては相場よりも高く売れるかもしれません。
ただし、取引や発送の手間がかかることや、個人間トラブルの危険性があることも気に留めておく必要があります。
粗大ごみとして処分する
電子ピアノは、粗大ごみとして自治体で処分することができます。
自治体ごとに処分費用は異なりますが、おおよそ1,200~2,000円が相場です。
ピアノを粗大ごみで処分する手順
- 自分の住む地域の粗大ごみ回収日を調べ、電話やインターネットで自治体へ回収を申し込む
- 環境事業所や指定販売店で手数料納付券を購入後、必要事項を記入しピアノ本体に貼り付ける
- 回収日に指定場所までピアノを運ぶ
まとめ
ヤマハのクラビノーバの買取相場などについてご紹介しました。
クラビノーバは日本だけでなく海外でも人気があるモデルのため、他の電子ピアノに比べて中古でも需要が高いです。
売却するシーズンや高く売るポイントをおさえておけば買取額アップにつながります。
迷っている方も一度出張などでの査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
ここまでご覧いただきありがとうございました。