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ギターを高値で売るために抑えるべきポイント

  • 楽器買取
  • 高く売るコツ
2023年6月22日
ギターを高値で売るために抑えるべきポイント
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ライター

いしかわ

昔使っていたギターや、スキルアップしたため使わなくなったギターが眠っていたりしませんか?
それらのギターを買取に出して新しく購入するギターの費用にあてたり、次に使う方に譲り収入を得たいといった方は多いです。
ここでは大切にしてきたギターをより高値で取り引きしてもらうための方法を紹介していきます。

買取業者が高価買取するギターの特徴

買取業者が高価買取するギターに多く見られる特徴を紹介していきます。少しでも高い買取価格での取り引きができるように以下のポイントを確認してみてください。

付属品や周辺機器が揃っている

購入時についてきた付属品や周辺機器を揃えて買取に出すと、高価買取に繋がる場合が多いです。次に使う方の手に渡った時、安心して使用することができるからです。
特にエレキギターの場合は付属品がないと使えないため、付属品を揃えてから買取に出した方が安心です。

ギターと付属品

ギターの付属品や周辺機器

  • ギターケース
  • アンプ
  • アーム
  • シールド
  • 保証書

など…

ギブソン・フェンダー・ヤマハなどの有名メーカーは高値で売りやすい

ギブソンやフェンダーを使っている有名バンドのギタリストは多く、物によりますが音の安定性もあるため幅広いユーザーに愛されています。国産メーカーのではヤマハも安定した人気があります。
これらのメーカーは買取市場でも人気なため比較的買取価格が伸びやすいです。

ギブソンとフェンダーのギター

保管状態が良い

買取業者が高価買取をするギターはやはり状態の良いギターであることが多いです。ギターを良い状態で保つために、以下のことに気を付けてみてください。

ネックが反っていない

弦一本にかかる圧は一本あたり約80キロと言われています。長い期間この状態が続くとネックが反る原因となってしまいます。買取に出す時のことを想定して使っていない期間は弦を緩めておけば、ネックが反ることを防げるため査定時により高い評価をもらうことができます。
お勧めはペグを2回回した状態での保管です。

ギターの順反りと逆反りの図

目立った傷や汚れが少ない

中古のギターに細かい傷や小さな汚れがあることはしょうがないです。そのため大幅に買取価格を減額されることは少ないです。しかし明らかに目立つ傷や汚れは買取価格が大幅に減額されてしまう可能性があります。買取業者に高価買取をしてもらうには、日ごろから傷や汚れが付かないように気を付けて使用する必要があります。汚れが付いてしまった場合は、柔らかい布で優しくふき取ってください。

明らかに目立つ傷や汚れがついたギター

買取価格を下げる間違ったギターのメンテナンス

買取査定前に買取価格を上げようと間違ったギターのメンテナンスをしてしまう場合があります。間違ったメンテナンスをしてしまうと、メンテナンスをする前よりも買取価格が下がってしまう可能性があります。
買取査定前の正しいギターの扱い方も紹介しているので、参考にしてみてください。

ギターの間違ったメンテナンスのイメージ図

アルコールや目の粗い布で拭く

アルコールが含まれたウエイトティッシュでギターを拭くと少しずつ塗装が剥がれます。また目の粗い布で拭くとギターに細かい傷が付きます
塗装の剥げや細かい傷は買取の査定時にチェックされるポイントのひとつです。間違ったメンテナンスを行った結果、買取価格を減額されてしまうといったケースは多いです。

フレットやネックを限界まで調整する

買取に出す前にネックが反っているギターを直そうとトラスロッドのナットを限界まで調整する方が多いようです。ナットを限界まで調整をした結果、ネックが折れてしまう原因となり買取の査定時にジャンクギターとして扱われてしまう可能性が高くなってしまいます。

接点復活材やはんだ付けを使い自己判断で接触不良を直す

ガリノイズは買取価格に影響がない場合が多いです。
自分で直した際に接点復活材がボディに付いて塗装が剥げてしまうといったケースが多いため、自分での修理はお勧めしません。配線を直そうと自分ではんだ付けをすることも、かえって査定の評価を下げることに繋がりかねないためやめておきましょう。

買取査定前のギターの正しい扱い方

  • ギターに細かい傷をつけたり塗装を剥がしたりしてしまうくらいなら汚れが付いたまま査定に出した方が買取価格の減額を抑えることができます。汚れが気になる場合は柔らかいクロスとレモンオイルを使って慎重に拭いてください
  • フレット、ネックの調整や電気系の修理を自己判断で行うと、かえって査定の評価を下げてしまうことになる可能性があります。気になる場合はギターを修理できるスタッフがいる買取業者を選び、気になる箇所の相談をしてみましょう

ギターの価値を見極められる買取業者を選ぶ

ギターの価値やスペックを見極められる買取業者とそうでない買取業者の違い

楽器の買取業者には大きく分けて二つのタイプがあります。

新品に近い状態のギターの方が査定の評価が高い買取業者

このタイプの買取業者は、ギターに付いた傷や汚れを重要視する買取業者です。年季の入ったギターを売るのであれば、このタイプの買取業者を選んでしまうと売りたいギターが本来持っている魅力に気付いてもらえない可能性があります。

新品、もしくは新品に近いギター

元々のギターの価値が高い方が査定の評価が高い買取業者

このタイプの買取業者は、中古のギターには傷や汚れが付いているものだと理解しているため前者の買取業者よりも傷や汚れによる買取価格の減額が少ないです。その代わり価値の高いヴィンテージギターなど、中古のギターならではの魅力を重要視します。傷や汚れができるだけ付かないように大切に愛用してきたギターは、査定で更に高い評価を貰うことができるため、その分買取価格も上がります。

ヴィンテージギター

買取査定に出した時、傷や汚れによる減額が比較的多い買取業者で取り引きをするのはお勧めしません。大切に愛用してきたギターであればなおさら、傷や汚れよりもきちんとギター自体の価値を理解してくれる買取業者に取り引きをお願いしましょう。

改造ギターなどを売る場合は、特に知識が豊富な買取業者を選ぶ必要がある

個人工房で作ったギターや改造ギターを買取に出す時は特に注意が必要です。
上質なパーツや素材を使っているにもかかわらず、ギターのメーカーだけで価値を判断する買取業者が実際にあります。気持ちを込めて作ったギターなのに査定時に低く評価されては納得がいかないと思います。上質なパーツや素材に拘って作ったギターであれば、価値を分かってくれる買取業者と取り引きしないと非常にもったいないです。

改造ギター

Q&A

買取を利用するにあたって不安を感じる点もあるかと思います。ここではQ&A形式でよくある悩みに答えていきます。

音が出ないなど、正常に動かないギターも売れるの?

ギターを修理できるスタッフがいる買取業者に買取を頼めば、修理後の価値を想定して見積を出してくれます。正常に動かないギターも買取査定に出してみたら思っていたよりも高値での取り引きができるかもしれません。ただし、修理しても使えないと判断されたギターは買取不可とされてしまう可能性があります。
楽器の処分方法については以下のコラムでもまとめていますので、あわせてご覧ください。

買取査定をしたら絶対に売らなければいけないの?

見積金額に満足いかない場合、査定だけの利用になってしまったといったケースは多いです。見積金額が上がるコツとしては、「他店で出してもらった見積金額を伝える」「見積金額に満足いかないのでもう少し上げてほしいと素直にお願いする」などを試してみることです。それでも見積金額に満足いかない場合は他の買取業者をあたってみることをお勧めします。

ギターの本数が大量でも買い取ってもらえるの?

多くの買取業者は何本までといった指定は有りません。むしろギターの本数が多いほど高価買取に繋がる場合が多いです。買取店舗に持っていくのが厳しい場合は、訪問買取や宅配買取の利用をお勧めします。

まとめ

大切に使ってきたギターを買取に出すなら、持ち主が納得のいく買取価格での取り引きが望ましいですよね。買取査定時に出す前にここで紹介したポイントを抑えておくだけで、買取価格がアップする可能性がグンと上がります。是非実践してみてください。

  • 付属品や周辺機器を揃えた方が高価買取に繋がるケースが多い。
  • ギブソン・フェンダー・ヤマハなどは比較的買取価格が伸びやすい
  • 使っていない期間弦を緩めておくと必要以上にネックが反ることを防げる。
  • アルコールはギターの塗装を剥がす。
  • 目の粗い布で拭くとギターに細かい傷が付つく。
  • ナットを限界まで調整するとネックが折れる原因となる。
  • 接点復活材がボディに付いて塗装が剥げてしまうケースが多い。
  • ギターのお手入れには柔らかいクロスとレモンオイルの使用がお勧め。
  • 中古のギターならではの魅力を重要視する買取業者を選んだ方が高価買取に繋がりやすい。
  • 改造ギターなどは特に買取業者選びが重要。
  • 正常に動かないギターでも修理後の価値を想定し見積を出してくれる買取業者がある。

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