モーリスラクロアが評価される理由とは?買取でも人気のコレクションまとめ
モーリスラクロア(MAURICE LACROIX)は、1975年にスイスで生まれた時計ブランドです。
他のスイスの名門ブランドと比べると新興ブランドですが、2016年に発売した「アイコン」コレクションがヒットしたことで日本でも有名になりました。
買取市場でも需要があり、モデルによっては50万円以上の高値がつくこともあります。
このコラムでは、モーリスラクロアの特徴や人気コレクション、買取事情などをご紹介していきます。
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モーリスラクロアはどんなブランド?
1975年に誕生したモーリスラクロア(MAURICE LACROIX)は、スイスのチューリッヒに拠点を置く時計ブランドです。
2016年に発売した新コレクション「アイコン」が大ヒットしたことで日本でも注目を集めるようになり、20代・30代の男性を中心に多くの人が愛用しています。
ムーンフェイズやクロノグラフ、レトログラードといった、構造が複雑で技術力の問われる特殊機能を得意としているだけでなく、それをリーズナブルに手に入れられることもポイント。
スイスの時計ブランドの中では比較的新しいブランドではありますが、老舗にも引けを取らない高い技術力を有しているといえます。
マニュファクチュールメーカー
自社でムーブメントの開発から製造、組み立てまですべてを一貫しておこなうことのできるメーカーを、マニュファクチュールメーカーといいます。
技術面やデザインなどの制約に縛られないため、ブランド独自の優れた技術やデザインを堪能できることが大きな魅力です。
一方で、自社一貫製造には高い技術や開発コストが必要となるため、一般的な汎用ムーブメントと比較すると高価になりやすいという特徴もあります。
しかし、モーリスラクロアは10万円台で買えるモデルもラインナップしており、最高精度の時計を手の届きやすい価格帯で楽しむことができます。
スイス時計製造業の代表的都市に構える自社工場
スイス時計の聖地とよばれるラ・ショー・ド・フォンに製造拠点を置き、時計の開発から組み立て、最終調整まですべての行程を自社でおこなっています。
加工精度の高さや正確な計測、厳密な品質管理など非常に高い技術をもっており、その結果は独自のケース構造や優れた着用感などに現れています。
独創的なデザイン
そのルックスはきわめて独創的であり、ひと目でモーリスラクロアの時計だとわかるアイコニックなデザインが魅力の一つです。
そのハイセンスなデザインは、過去10年間に14のデザイン賞を受賞したほど。
アシンメトリーなダイヤルやスケルトン構造など、繊細でありながらエレガントさも失うことがありません。
スタイリッシュで飽きのこないデザインなので、世代や時代を選ばず着用できるタイムピースになっています。
モーリスラクロアの人気コレクション
モーリスラクロアは新興ブランドでありながら、他のスイスブランドにはない自由さや革新性で今後も注目されています。
ここでは、時計通からも一目置かれているモーリスラクロアの人気コレクションをいくつかご紹介していきます。
アイコン(AIKON)
モーリスラクロアのフラグシップモデルであるアイコンは、2016年の発売以降大ヒットを飛ばしている渾身のコレクションです。
1990年代に人気を博した「カリプソ」をラグジュアリースポーツに刷新したモデルで、近未来的で洗練されたデザインが特徴的なタイムピースです。
アームやブレスがケースと一体化したカリプソのデザインはそのままに、すべてのパーツが現代的な意匠をまとって生まれ変わりました。
ポントス(PONTOS)
ポントスは、シンプルでありながら細かなディテールにこだわった、モダンでスタイリッシュなデザインのスポーツウォッチです。
「時の流れを超えた困難な探求」をコンセプトとしており、それを体現するかのごとく、タイムレスで普遍性を帯びたデザインのタイムピースを多数ラインナップしています。
マスターピース(MASTERPIECE)
マスターピースは、機械式時計の美しさを全面に表現した「モダンスケルトン手法」を駆使し、メカニカルなデザインに仕上げられたモーリスラクロアのハイエンドモデルです。
シンプルなケースの中に特徴的な複雑機構が埋め込まれており、その技術力と独創性の高さはマスターピース(傑作)の名にふさわしい名品となっています。
エリロス(ELIROS)
エリロスは、シンプルかつヴィンテージな雰囲気を醸しているドレスウォッチです。
以前はメンズモデル中心でしたが、現在はクォーツムーブメント搭載のレディースモデルも多くラインナップしており、ペアウォッチとしても人気が高いです。
また、10万円以下のモデルも多く、リーズナブルな価格帯であることも魅力です。
レ・クラシック(LES CLASSIQUES)
レ・クラシックは、その名の通りクラシックな雰囲気を漂わせながらも、時代に左右されない都会的なニュアンスも併せ持つコレクションです。
現行モデルは、汎用ムーブメントを独自カスタマイズした高性能な機械式ムーブメントを搭載しており、時計業界からも高い評価を得ています。
フィアバ(FIABA)
イタリア語で「おとぎ話」という意味を持つレディースウォッチ、フィアバ。
ほとんど直線を使わない丸みを帯びたデザインが特徴的で、カボション・カットされたリューズやリーフ型の針からも、女性らしいやわらかさや優しさを感じられます。
モーリスラクロアの買取相場は?
モーリスラクロアは買取市場でも一定の需要があり、アイコンやポントス、マスターピースなどの人気コレクションは2万円~10万円ほどが買取相場です。
ただ、モデルによっては15万円を超えるものもあり、マスターピースの場合は50万円を超える査定額がつくこともあります。
そのアイテムの状態はもちろん、レア度や人気度なども大きく関わってきます。
モーリスラクロアを高く売るポイント
腕時計に限らず、ブランド品は買取前の一工夫によって査定額がアップする可能性があります。
ここでは、モーリスラクロアを高く売る3つのポイントをご紹介いたします。
箱や保証書など付属品を揃える
まずは、箱や保証書、説明書、替えのベルトなど、時計を購入した際に付属していたものはできる限り揃えておくことが重要です。
また、メーカーの修理やオーバーホールの証明書がある場合は、査定額がプラスになる可能性もあるため、付属品と一緒に提出しましょう。
できる限りきれいな状態にしておく
次に、時計の状態についても厳しくチェックされることが多いです。
使用感の強いものや汚れが多いものはマイナス査定の対象になるため、常日頃からメンテナンスをおこなっておきましょう。
ほこりや汚れ、ベタつきなどはクロスで拭き取るなどして、査定直前には入念にクリーニングしておくと査定額アップにつながりやすいです。
まとめて売る
モーリスラクロアの新作や人気モデルであれば買取額が大幅にアップする可能性がありますが、そうでないモデルは高値がつかない可能性が高いです。
もし使わない時計をいくつかお持ちであれば、まとめて売ることで査定額を上乗せしてくれることがあります。
さまざまなブランド品の買取に対応している業者であれば、バッグなど時計以外のアイテムもまとめて売ることで査定額がプラスになる可能性もあるでしょう。
まとめ
- モーリスラクロアは2016年に発売した「アイコン」コレクションが大ヒットし、日本でも有名なブランドとなった。
- 自社一貫製造をおこなうマニュファクチュールメーカーであり、その優れた技術力や独創的なデザインが魅力的な時計をリーズナブルな価格帯から楽しむことができる。
- 買取市場でも一定の需要があり、モデルや状態によっては高価買取も期待できる。