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茶道具が高く売れやすい理由とは?少しでも高く売るコツと買取相場

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2022年10月4日
茶道具が高く売れやすい理由とは?少しでも高く売るコツと買取相場
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ライター

ひらばやし

茶道を嗜む方にとって欠かせない茶道具ですが、祖父母の遺品や、蔵の整理などで見つけた古い茶道具などは、保管場所に困って買取に出してしまわれる方も多いです。
現在、不要な茶道具があり、売却しようとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、茶道具の買取相場や少しでも高く売るコツなど、茶道具を売却する際に知っておきたいポイントをご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

茶道具が高く売れる理由とは?

抹茶茶碗

茶道具とは、茶碗や茶釜、盆、水指、茶杓など、茶会や茶室などを行う際に使われる道具の総称です。

ほかの骨董品と比べると茶道具は高価買取実績が多い傾向にあります。

その理由は、以下の3つの社会的背景が関係しているとされています。

世界で抹茶ブーム到来

ニューヨークで2014年にオープンした抹茶専門カフェが、健康志向の強いニューヨーカーたちの間で話題となり抹茶ブームが到来したことはご存知でしょうか。

これがきっかけとなり、さまざまなエリアで抹茶に関するお店がオープンしました。ニューヨークに抹茶旋風が巻き起こったことで、茶道具の買取市場にも良い影響をもたらしているとされています。

日本で本場の抹茶を味わってみたいというニューヨーカーも増え、日本以外の国でも茶道の文化が浸透しつつあるといっても過言ではないでしょう。

インバウンドビジネスの影響

東京オリンピック開催もきっかけとなり、さまざまなインバウンドビジネスが登場しました。

とくに、本格茶寮で茶道を体験した外国人富裕層を中心として、茶器の美しさに惹かれる人が増えたとされています。ニューヨークのカフェや日本旅行で抹茶にふれたことにより、自宅に茶室をつくる外国人富裕層の方もいるほどです。

抹茶の本格的な味わいを楽しめるとして、茶道具の人気は買取市場に良い循環を与えているとされています。

実用性の高さ

たとえば茶道教室の先生は、先祖代々から伝わる遺品で茶道具でお茶を立てているケースも多いです。これらは非常に格式高く価値のある品物を使用している場合もあります。

骨董品の中でも茶道具が人気の理由は、歴史的・古美術的価値はもちろん、このように高い実用性も備わっているからだと考えられます。

茶道具の買取相場

茶道具にはあらゆる種類があり、作家も多く存在するため、買取相場にも幅が出やすいです。

作家別・茶道具の種類別に、おおよその買取相場などをご紹介していきます。

作家別買取相場

茶道具作家の中でも、とくに高額買取につながりやすい作家や流派をまとめました。

金重陶陽(かねしげ とうよう)

金重陶陽の作品

出典 : https://www.kurodatoen.co.jp/cp_lineupcat/toyo-kaneshige/

花入・茶入・水指を手がける陶芸家で、テレビの鑑定番組で作品が登場することも多いです。

金重の作品は人気が故にコピー作品も多数出回っているため、買取店の相場だけでなく、きちんと鑑定士に見極めてもらうことをおすすめします。

作品の買取相場ははっきりと定められていませんが、数十万円~数百万円で買取される可能性が高いです。

角谷一圭(かくたに・いっけい)

茶の湯釜の人間国宝である角谷の作品は、20万円~30万円ほどが買取相場です。

茶釜はかなり重量があるものが多いため、破損を防ぐためにも出張買取サービスを利用することをおすすめします。

高橋道八(たかはし・どうはち)

清水焼などの茶碗が有名な高橋の作品は、外国人コレクターからも人気を集めています。

鮮やかな絵が描かれた作品は、7万円~10万円前後の高額買取が期待できます。

また、現在の高橋道八は八代目であり、世代によって買取額に幅があることもこの作家の特徴です。

骨董品としての価値が高く、高額買取につながりやすいのは初代と三代目とされています。

一保堂(いっぽどう)

1846年から続く人気メーカーで、多くの高額買取実績を出しています。

茶道に関心がある外国人コレクターからも人気が高く、著名作家の作品でなくても査定に出してみる価値があります。

古い時代の水指ですと、20万円~30万円ほどで買取された実績があります。

立花大亀(たちばな・だいき)

茶掛とよばれる掛け軸を主に描いており、骨董品的価値と古美術品的価値を兼ね備えた作品の数々は、外国人コレクターからも高い支持を得ています。

立花の茶掛は茶道初心者にもわかりやすい魅力があり、根強いファンも多いです。そのため、一般の掛け軸よりも高い需要があり、状態が良く希少なものだと60万円以上で売買が成立した例もあります。

裏千家十三世 円能斎(えんのうさい)

メディアへの露出も多い裏千家は外国人にも馴染みがあり、表千家と比べると高価買取されやすいです。

古くから多くの茶道家によって使われた茶杓は、買取市場でもとくに高い実績が見受けられます。

種類別買取相場

ここでは、茶道具の種類別におおよその買取相場をまとめました。

作品やその状態によって大幅に査定額が変わることもありますので、あくまで目安として参考にしてみてください。

茶道具の種類 買取相場
棗(なつめ)
~250万円
扇子 ~5万円
掛け軸 ~30万円
~100万円
茶碗 ~800万円
結界 ~20万円
柄杓 ~3万円
茶箱・茶籠 ~40万円
香合 ~200万円
茶杓 ~150万円
火箸 ~4万円
煙草盆 ~60万円
敷板 ~6万円
風炉 ~50万円
建水 ~35万円
菓子器 ~50万円

高額買取が期待できる茶道具の特徴

古い茶道具でも、場合によっては高額買取を狙えることもあります。

茶道具の中でもとくに高値が期待できる品物の特徴をご紹介していきます。

人気有名作家の作品

千利休の直系である表千家・裏千家・武者小路千家は、「三千家」と呼ばれる茶道の流派の家元です。使用する茶道具は家元によって異なるため、家元のお墨付きである『書付』がついている茶道具は高く評価される傾向にあります。

有名な作家が手がけた茶道具であれば、箱などに入れられた銘や落款で判別することができます。

昔から知られている作家はもちろん、近年知名度の上がってきた作家も高値がつきやすいです。そのため、比較的新しいものでも、名の知れた作家が手がけた作品であれば高額査定も期待できます。

希少性の高さ

茶碗などの焼き物はワレモノであるため、制作年代が古いほど、現在まできれいな状態で残っている可能性は低くなります。現存数の少ないものほど希少価値は上がり、いわゆるプレミア価格がつくため、買取額は高値になりやすいです。

茶道具の中でも「古備前」や「古九谷」はとくに有名な焼き物で、状態が良いものであれば1,000万円を超える評価額がつくこともあります。

また、有名な人物が使用していたものや、手がけた数が少ない作家の作品なども希少性が高く、査定額も比例して高くなります。

茶道具を少しでも高く売るコツ

お金と電卓

いくつかのポイントを把握しておくことで、茶道具はそのものの価値以上の高値で売れることもあります。コツをおさえて高価買取を実現させましょう。

簡単なメンテナンスをする

茶道具を査定に出す前に、簡易的なお手入れをしておくと良いでしょう。

多くの茶道具は陶器や木、竹などでできていることから、湿気や直射日光に弱いです。

古いものは経年劣化している場合もあるため、それ以上状態が悪化することを防ぐ必要があります。

査定に出すまでは、直射日光があたらない乾燥した場所に保管しておきましょう。

付属品を揃える

茶道具本体だけでなく、共箱、仕覆(道具を入れる袋)、風呂敷、鑑定書といった付属品も揃っていると査定額がぐんと上がる可能性があります。

これらの付属品には落款や書付が記されていることがあり、茶道具の真贋を見極めるための重要な手がかりとなります。

とくに鑑定書は、茶道具が本物である証明として一番分かりやすく、取引もスムーズに進みやすいです。

付属品の有無で数万円~数十万円の差が生まれる可能性もあるため、保管している場合は必ず一緒に査定に出しましょう。

まとめて売却する

茶道具は1点だけよりも、複数点まとめて売却することをおすすめします。

茶道具はまとめて購入する方が多いことや、買取店からすると複数同時に売却してくれるほうが扱いやすく効率が良いということもあり、買取金額を上乗せしてくれる可能性が高いです。

複数の買取専門店で査定してもらう

茶道具を少しでも高く売るには、リサイクルショップではなく買取専門店に依頼するのが賢明です

中でも、茶道具の価値や相場に詳しいプロが在籍しているお店なら、かなり正確な査定をしてもらえる確率が高いです。

リサイクルショップはプロが在籍していない場合が多いため、高級な茶道具を持ち込んだとしても安価な査定額になる場合があります。

また、茶道具にははっきりした相場があるわけではないため、1つの業者だけではなく複数の買取店に査定依頼し、比較・検討することをおすすめします。

茶道具は数日の間で急に価値が下がることはないので、焦らずに信用できる業者を探しましょう。

買取業者の選び方

査定する業者のイメージ

茶道具をスムーズに買い取ってもらうには、買取業者の選び方も重要です。

茶道具の価値をしっかりと理解して適正な査定をしてくれる業者を見極めましょう。

専門のスタッフがいる

茶道具は、知識が豊富でないと正確な価値をはかれないことがあります。一見すると価値のなさそうな茶道具でも、実は価値の高いものだったということもあります。

そのため、茶道具に精通しており、査定の経験や知識が豊富な専門スタッフがいる買取店を選択することをおすすめします。

買取実績がある

買取店のホームページなどをあらかじめ確認して、茶道具の買取実績をチェックしてみましょう。

過去にどういった品物をどれくらいの金額で買い取っているのかなどを参考にして検討してみてください。

出張買取・出張鑑定会を行っている

出張買取や出張鑑定会を行っている買取店であれば、わざわざ店舗に持ち込む手間を省くことができます。また、運搬時の破損や紛失、盗難などのリスクをなくすことができます。

買取店がご自宅から遠い方や忙しくてお店に行く時間がとれない方、売却したい品物が多くて運ぶのが大変な方などにおすすめです。

まとめ

茶道具は日本人だけでなく外国人からもコレクション人気があり、作品や状態によっては高額買取も期待できます。

現代のライフスタイルでは、茶道具を使用したり保管しておくことが難しい場合もあります。処分するか迷っている方は、ぜひ一度買取専門店に査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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