ミキモトのパールジュエリーの買取相場は?査定前に注意点をチェックしよう
真珠のパイオニアとして世界中から愛されるジュエリーブランド「ミキモト」。
その美しい輝きや高品質のパールは多くの人を魅了し、創業から100年以上経った今でも人気が衰えることはありません。
パールは中古市場で需要が低い傾向にありますが、ミキモトのパールジュエリーは中古市場でも需要が高く、高額で取引されることも多いです。
そこで今回は、ミキモトのパールが高く売れる理由や買取相場などをご紹介していきます。
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シェア世界一!ミキモトのパール
ミキモトは、100年以上の長い歴史を持つ、日本のジュエリーブランドです。
中でも真珠の販売では世界一のシェアを誇り、「ミキモトパール」として世界に名を馳せています。
ミキモトは世界で初めてパールの養殖を成功させた実績を持つ、真珠養殖のパイオニア的存在です。
パールの品質に関して強いこだわりを持っており、真珠の光沢や形状、巻き、サイズ、色、真珠の種類に至るまで、あらゆる要素において高い品質を保っています。
そうした高品質のパールを用いたジュエリーのクオリティの高さも有名で、愛用している著名人も少なくありません。
100年以上の歴史に裏打ちされた最高品質のパールジュエリーの数々は、幅広い年齢層から根強い人気を誇っています。
ミキモトが高く売れる理由とは
出典 : https://www.mikimoto.com/jp_jp/jewellery/categories/pearl-necklaces
パールは、中古市場での需要が低く、高い値段がつきにくいものが多いのが現状です。
しかし、ミキモトのジュエリーは中古でも高く売れやすい傾向にあります。
なぜ、パールの中古需要は低いにもかかわらず、ミキモトは高く売れるのでしょうか。
まず、パールの中古相場が安い理由としては主に3つあります。
1つは、養殖真珠の流通量が多いことです。
パールはダイヤモンドなどと違い、養殖し続ける限り資源が枯渇することがありません。
そのため、生産量が増えすぎたことで供給量が需要を大きく上回ってしまい、真珠の価値が下がっています。
2つ目の理由は、パールは有機物なので傷つきやすく、経年劣化しやすいことです。
水や汗、熱や光の影響を受けやすく、変色したり劣化したりすることも多いため、売却の際には状態が悪くなりがちです。
3つ目は、地金を使用している部分が少ないことです。
高級ジュエリーには金やプラチナを使用していることも多く、石に値段がつかなくても地金の重さで値段がつきます。しかし、パールジュエリーは金やプラチナを使用しているものが少ないため、値段がつきにくい傾向にあります。
これらの理由によりパールには高い値段がつきにくいですが、ミキモトのパールジュエリーは買取価格が高くなりやすいです。
とくにネックレスは高額になりやすく、同じく有名なパールジュエリーブランドと比べて2倍以上の値段がつくことも少なくありません。
その理由は単純で、ミキモトのパールは最高級の品質を保っているからです。
真珠は、採取したすべてをジュエリーとして使用できるわけではなく、使われるのは品質の良いごく一部のみです。
ミキモトはそれをより深く精査し、採取できる全体のわずか10%未満の真珠しかジュエリーに採用していません。
厳しい自社基準を採用することで確かな品質を確保しているからこそ、ミキモトのジュエリーは世界中で高く評価されているのです。
ミキモトのパールジュエリーが高く売れる理由は、ブランドのネームバリューもありますが、真珠の品質の高さが本質であるといえるでしょう。
ミキモトのパールジュエリーの買取相場
ここでは、ミキモトのパールジュエリーのおおよその買取相場をまとめています。
アイテムのコンディションや買取業者によって買取価格は変動しますので、あくまで目安として参考にしてみてください。
ジュエリーの種類 | 買取相場 |
---|---|
ネックレス |
10万円~50万円以上 |
リング | 10万円~30万円前後 |
ピアス・イヤリング | 4万円~10万円前後 |
バングル・ブレスレット | 3万円~20万円前後 |
ブローチ | 3万円~12万円前後 |
ミキモトのパールジュエリーは中古市場でも人気があり、市場価格は高騰傾向にあります。
とくにネックレスの買取相場が上昇しており、多くのアイテムが10万円以上で取引されています。
他のジュエリーも需要は安定しているため、数万円~10万円以上での買取も期待できるでしょう。
ミキモトのジュエリーを高く売るコツ
ミキモトのジュエリーを少しでも高く売るために知っておくと良いコツをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
きれいな状態にしておく
パールジュエリーは、光沢が減ったりや傷がついたりなど、真珠が劣化していると買取価格が下がってしまいます。
真珠は硬度が低い宝石なので、リングやネックレスなど、日常的に着用していると傷や汚れがつきやすいです。
傷の修復は自分では難しいですが、汚れは日々のお手入れによってきれいにすることができます。
真珠は手垢や化粧品などが付着したままになっていると、どんどん光沢を失っていきます。
クロスなどのやわらかい布でやさしく拭き取ることで光沢を取り戻すこともありますので、ぜひ試してみてください。
実績豊富なジュエリー買取専門店を選ぶ
ミキモトのジュエリーは、ジュエリーの買取に特化した専門店に買取を依頼すると良いでしょう。
ジュエリー専門の買取店であれば、ジュエリーの知識と査定経験の豊富な査定士が在籍していることが多く、他の買取店よりも適正な買取額を提示してくれる可能性が高いです。
査定士の経験や知識が少ないと、安く買い叩かれてしまうこともあるため、ミキモトの買取実績が多い買取店や、買取強化を行っている買取店に査定を依頼すると良いでしょう。
ホームページなどに買取実績や買取強化ブランドを掲載している買取店も多いため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
付属品を揃える
箱や鑑定書など、ミキモトのジュエリー購入時についてきた付属品を揃えて査定に出すと、買取価格がアップしやすいです。
付属品が揃っていると買取業者側も再販売しやすく、次の買い手も安心して購入できる材料になります。
買取業者によっては、箱や鑑定書が不足していると買取不可または大幅な減額になることもあるため注意が必要です。
付属品はなくさないよう管理し、できるだけすべて揃えて査定に出しましょう。
「M」のエンブレムパーツを付ける
ミキモトのジュエリーには、「MIKIMOTO」または「あこや貝のマーク+M」のどちらかが必ず刻印されています。ミキモトでは、宝石の鑑定書以外の証明書や保証書を発行していないため、その刻印が証明書の役割を果たします。
そして、パールネックレスには刻印の代わりに「M」マークのエンブレムパーツがセットになっています。
エンブレムパーツは刻印と同じく、ミキモトであるという証明になるものですので、なくさないようにしましょう。
購入時期によってはパーツがついていないこともありますが、ミキモトにて有料でつけてもらうこともできます。
まとめ
パールは中古市場では需要が低く、高い値段がつきにくいです。
しかし、高品質を保つミキモトのパールは、世界中で高い評価を受けており、中古市場でも高値で売れやすい傾向にあります。
きれいな状態にして付属品を揃えておくなど、高く売れるコツを実践していただき、満足のいく買取を実現しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。