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ロイヤル・アッシャーが世界で賞賛される理由は?魅力や買取事情もご紹介

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2024年3月7日
ロイヤル・アッシャーが世界で賞賛される理由は?魅力や買取事情もご紹介
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ライター

ひらばやし

ロイヤル・アッシャー(ROYAL ASSCHER)は、1854年に創業し、約170年もの間ダイヤモンドのカットを続けてきたブランドです。
卓越したカット技術や、ダイヤモンドの美しい輝きは、創業当初から今に至るまで、世界中で高く評価されています。
当コラムでは、ロイヤル・アッシャーの魅力やダイヤモンドへのこだわり、買取事情などをお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

世界三大ダイヤモンドカッターズブランドの一つ

“カッターズブランド”とは、ダイヤモンド原石の調達からカッティング、研磨に至るまで、すべての工程を自社でおこなうブランドのことです。

一般的なブランドでは原石の調達はおこなわず、すでにカットや研磨が済んだ状態のダイヤモンドを仕入れることが多いです。

数あるカッターズブランドの中でも、「ロイヤル・アッシャー(ROYAL ASSCHER)」、「ラザールダイヤモンド(LAZARE DIAMOND)」、「モニッケンダム(MONNICKENDAM)」の3社は、カッティング技術にもっとも優れているとして『世界三大カッターズブランド』と呼ばれています。

ロイヤル・アッシャーのダイヤモンドカット

ロイヤル・アッシャーの高いカット技術は世界中で評価されています。

現在ではメジャーなカットである「トリリアントカット」「アッシャーカット(スクエアエメラルドカット)」は、もともとはロイヤル・アッシャーが開発したもの。

開発当初はオリジナルのカット技術として特許を取得していましたが、ダイヤモンド業界の発展のために特許の更新をおこなわず、結果として世界の名門ジュエラーに広く浸透していくこととなりました。

その後も研究に研究を重ね、独自のカット技術である「ロイヤルアッシャーカット」と「ロイヤルアッシャーブリリアントカット」を生み出します。

これらは国際的な特許によって保護されており、ロイヤル・アッシャーにのみ許された特別なカットです。

これらのカットにはどのような特長があるのかをご紹介していきます。

ロイヤルアッシャーカット

1902年に開発され、その革新的な技術で一世を風靡したのが、58面のスクエアカットを施した「アッシャーカット」です。

その後、研究と改良を繰り返し、2000年に「ロイヤルアッシャーカット」として生まれ変わりました。

階段状にラインで輝くことが特徴で、ダイヤモンドの内部までしっかりと見える透明感が非常に美しいカットです。

ロイヤルアッシャーブリリアントカット

「ロイヤルアッシャーブリリアントカット」は、2015年に開発されたラウンドブリリアントカットです。

一般的に広く知られているラウンドブリリアントカットはカット面が58面であるのに対して、ロイヤルアッシャーブリリアントカットはカット面が74面と、通常の1.5倍のカットが施されています。

こうして、より強いブリリアンス(白い輝き)と豊かなシンチレーション(瞬くような輝き)を実現し、新しい輝きを堪能できる理想的なダイヤモンドが誕生しました。

世界最大のダイヤモンド原石のカットに成功

ロイヤル・アッシャーが世界中にその名を広く知られるようになったきっかけは、世界最大のダイヤモンド原石のカットを成功させたことです。

1905年、南アフリカの鉱山で世界最大となる3,106カラットのダイヤモンド原石「カリナン」が発見され、イギリス王室に献上されました。カリナンには24億ドル以上の価値があるとされており、日本円に換算すると約2,600億円もの値段がつきます。

ロイヤル・アッシャーは、イギリス王室からカリナンのカット依頼を受け、原石の分析に2年、そこからさらに1年半の年月をかけて見事カットを成功させます。

今ではコンピュータがダイヤモンドを分析してどのようにカットをするか指示をしてくれますが、当時はコンピュータもなく、人間が実際に原石を見て計算してカットをする必要がありました。

巨大なダイヤモンド原石カリナンは、9つの大きなダイヤモンドと96個の小さなダイヤモンドにカットされ、一番大きなダイヤモンド(530.20カラット)には『カリナン一世』と名付けられます。

カリナン一世は英国王室の「王笏」に使用されるなど、王国御用達ブランドとして名を馳せることとなりました。

ロイヤルの称号獲得

ロイヤル・アッシャーは、『カリナン』をカットする偉業を成し遂げるなど、ダイヤモンド業界を牽引してきたことが評価され、1980年にオランダの女王陛下から直々に「ロイヤル」の称号を授けられます

オランダでは、この「ロイヤル」という言葉は非常に格式の高い特別な意味を持っています。

2011年にもオランダ王室から再度「ロイヤル」の称号を授与されたことで、ダイヤモンド界のリーディング企業として改めて世界に認識されることとなりました。

ダイヤモンドへのこだわり

ロイヤル・アッシャーは、4つのコンセプトに基づき、ダイヤモンドの美しい輝きを研究し続けてきました。

原石選びから、ブリリアンス(輝き)にシンメトリー(対称性)、そしてポリッシュ(磨き)まで、あらゆる面において高みを目指し、ダイヤモンドの最大級の輝きを導きます。

きわめて良質な原石のみを厳選

ダイヤモンドの輝きは、原石の時点で8割決まるとされています。

ロイヤル・アッシャーでは、白く明るく上品な輝きを求め、ブランドが定めた条件を満たす良質な原石のみを厳選し、自社管理のもとカットを施しています。

実は原石にもグレードがあり、ロイヤル・アッシャーではその中でも最高グレードの原石のみを調達

他のブランドでは、すでにカットされたダイヤモンドをランク分けしていくことが一般的ですが、ロイヤル・アッシャーのダイヤモンドはカットを施す前の段階から厳選されているため、最高グレードの原石から生まれた美しいダイヤモンドしか存在しないのです。

白く美しい上品な輝き

ひとくちに輝きといっても、ダイヤモンドの場合は以下の3つの種類に分けられています。

  • ブリリアンス(白く明るい輝き)
  • ディスパージョン(プリズム効果による七色の輝き)
  • シンチレーション(きらきらと瞬くような輝き)

ロイヤル・アッシャーでは、ヨーロッパで愛されてきた白く高貴な輝き、”ブリリアンス”を追い求めてきました。

ダイヤモンドのテーブル面(真上から見たときに正面にあたる箇所)を通常よりもやや広めにとることで、ブリリアンスが強く出ます。

ロイヤル・アッシャーのダイヤモンドは“ブリリアンス”が美しく表現され、ジュエリーの本場であるヨーロッパから認められた、まさに世界トップレベルの輝きを放ちます。

優れたシンメトリーとポリッシュ加工

ブリリアンスがもっとも美しく映えるようにするためには、優れたカット技術が必要不可欠です。

ブリリアンスは、ダイヤモンド内部に入った光が反射を繰り返して再び放たれることで見える輝きです。このカットがうまくいかないと光の反射があちこちに漏れ出してしまい、美しく輝きません。

内部に取り入れた光を均等に反射させるためには、シンメトリーが優れていることが非常に重要です。相対するファセットの位置や角度が対称であることで、ダイヤモンドは取り込んだ光を均等に反射させ、全体的に美しい輝きを生み出すことができるのです。

しかし、いくらシンメトリーが優れていても、表面のきめが粗いと光が乱反射してしまい、美しく輝きません。ロイヤル・アッシャーでは、特殊なきめ細かいダイヤモンドパウダーを使用し、ダイヤモンドの表面を丹念に磨き上げていきます。

この最終的な仕上げのことを『ダブルポリッシュ』と呼び、熟練の職人しか判断できない繊細な研磨で、まるで鏡面のようになめらかに仕上げられます。

ロイヤル・アッシャーの買取事情

ロイヤル・アッシャーは、世界三大ダイヤモンドカッターズブランドということもあり、買取においても高い需要があります。

ダイヤモンドの品質や加工技術が高いことは明白なので、他の一般的なジュエリーブランドとは一線を画しています。

保存状態などにももちろん左右されますが、ロイヤル・アッシャーのような名のあるブランドは、それだけで付加価値がつき、高く売れやすい傾向にあると言えるでしょう。

まとめ

  • ロイヤル・アッシャーは世界三大ダイヤモンドカッターズブランドの一つで、その卓越したカット技術は世界中から認められている。
  • 世界最大のダイヤモンドのカットに成功し、オランダで非常に格式高い「ロイヤル」の称号を王室から授与された。
  • 原石選びから輝き、対称性、研磨まで、あらゆる面で高みを目指し、最大級の輝きを放つダイヤモンドを生み出している。
  • ロイヤル・アッシャーはネームバリューのあるブランドなので、買取市場でも需要があり、保存状態によっては高価買取も期待できる。

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