ランゲ&ゾーネ腕時計の買取相場はどれくらい?買取に出す前の注意点
1845年に創業したドイツの老舗時計メーカー、ランゲ&ゾーネ。
世界5大時計ブランドの一つで、時計業界でも高く評価されるその製造技術で作られた名品の数々は、世界中に愛好家がいるほど高い人気を博しています。
ランゲ&ゾーネにはたくさんの人気コレクションがあり、買取市場でも非常に高値で取引されやすいです。
ここでは、ランゲ&ゾーネの時計の人気コレクションの解説や、買取相場、買取のコツなどをご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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ランゲ&ゾーネについて
ランゲ&ゾーネは、パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、ブレゲ、オーデマ・ピゲとともに「世界5大時計ブランド」として名を連ねており、高い機能性と美しいデザインを兼ね備えた高品質の時計を次々と生み出し続けています。
その名品の数々は、パテック・フィリップに追随できる唯一のブランドとして高い評価を得ているほどです。
一生ものの腕時計としても選ばれているブランドで、購入後の満足度はほかのブランドを圧倒するとされています。
ランゲ&ゾーネの時計は、すべての工程を一つ一つ丁寧に手作業でつくり上げていることもあり、年間の製造本数には限りがあります。そのため、販売価格帯は高くなりますが、そのぶん買取市場での取引額も高くなりやすいです。
ランゲ&ゾーネ腕時計の人気モデル
ランゲ&ゾーネには多くのコレクションがあり、中には20年以上衰えない人気を誇り続けるモデルもあります。
ここでは、ランゲ&ゾーネの中でも愛好者の多いモデルや、買取市場でも高値で取引されやすいモデルなどをいくつかご紹介していきます。
ランゲ1
出典 : https://www.alange-soehne.com/jp-ja/timepieces/lange-1/lange-1/lange-1-in-18-carat-pink-gold-191-032
ランゲ1は、1994年にランゲの復興を祝して生産された記念モデルです。
ランゲ&ゾーネのアイコン的存在ともいえるモデルで、発表から20年以上経った今でも高い人気を博しています。
ランゲの歴史と伝統を重んじるランゲ1の最大の特徴は文字盤にあります。
一般的な時計のようなセンター3針ではなく、時分や日付の表示を重ねないオフセットダイヤルとなっており、左右非対称な文字盤のデザインは世界中を驚かせました。
サクソニア
出典 : https://www.alange-soehne.com/jp-ja/timepieces/saxonia/saxonia/saxonia-in-18-carat-pink-gold-219-032
サクソニアは、ランゲ1と同じく1994年に発表された、ランゲ復興記念のコレクションの一つです。
無駄を一切省いたシンプルなデザインながらも、細部まで極限な完成度を追求。美しさや優雅さを醸し出し、ランゲの時計の中でも高い人気を築き上げています。
自社製ムーブメントにより、他モデルに比べるとケースが薄型に仕上げられているところも特徴です。
1815
出典 : https://www.alange-soehne.com/jp-ja/timepieces/1815/1815/1815-in-18-carat-pink-gold-235-032
1815は、創業者であるアドルフ・ランゲ氏の誕生年にちなんで名付けられたモデルです。
ランゲ氏が好んだアラビア数字とレイルウェイ、ブルースチールの針などを取り入れ、控えめながらも美しく上品さを感じられるところが特徴です。
その古典的なディテールは、伝統を受け継ぐ意志や創業者への敬意を示しています。
現在もコレクションの幅を広げ、初期の頃のシンプルなモデルから、さまざまな機能を搭載したモデルまで多岐にわたります。
ツァイトヴェルク
出典 : https://www.alange-soehne.com/jp-ja/timepieces/zeitwerk/zeitwerk/zeitwerk-in-18-carat-white-gold-140-029
ツァイトヴェルクは、回転する数字ディスクにより、世界で初めて時刻のデジタル式表示に成功しました。
機械式時計の概念を塗り替えたこのコレクションは世界中で大きな話題を呼び、数々の賞を受賞。発表されたのは2009年とその歴史はまだ浅いながらも、ランゲの中でも特に先進的で異彩を放つコレクションといえるでしょう。
リヒャルト・ランゲ
出典 : https://www.alange-soehne.com/jp-ja/timepieces/richard-lange/richard-lange/richard-lange-in-18-carat-pink-gold-232-032
リヒャルト・ランゲは、創業者アドルフ・ランゲ氏の長男の名前にちなんでおり、時計の技術革新に進化をもたらしたリヒャルト・ランゲ氏に捧げられたモデルとしても名を馳せています。
最高水準の精度と高い視認性に特化しており、超高精度を実現する多彩な機構を盛り込んだ最高級腕時計です。
最高品質の素材を使用したシンプルでクラシカルなデザインは、どんな場面にもぴったりとマッチする時計となっています。
ランゲ&ゾーネの買取相場
ランゲ&ゾーネは、買取市場でも安定した人気があるため、高値で買い取ってもらいやすいブランドといえます。
ここでは、ランゲ&ゾーネの人気モデルのおおよその買取相場をご紹介していきます。
モデル名 | 買取相場 |
---|---|
ランゲ1 | 80万円~380万円 |
サクソニア | 90万円~180万円 |
1815 | 220万円~500万円 |
ダトグラフ | 400万円~750万円 |
カバレット | 100万円~200万円 |
ツァイトヴェルク | 600万円~1000万円 |
リヒャルト・ランゲ | 400万円~1790万円 |
ダブルスプリット | 1300万円~2000万円 |
トリプル・スプリット | 3000万円以上 |
グランド・コンプリケーション | 3億円以上 |
時計のコンディションやその日の相場によって買取金額が大きく変わることもありますが、一般的には数十万円~数百万円ほどが相場です。
ランゲ&ゾーネ買取のコツや注意点
ランゲ&ゾーネを売却するときには、いくつかのポイントをおさえておくと、損をせずに買い取ってもらうことができます。
5つのポイントをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
付属品を揃える
時計購入時についてきた付属品は、保管しているものがあればすべて揃えておきましょう。
ランゲ&ゾーネでは、時計の購入時に「時計の履歴書」という冊子がついてきます。これはその時計の経歴を記しているもので、モデル番号やケース番号の記載のほか、保証書の収録、修理や点検の内容を時計師が記録できるページもあります。
ほかにも、外箱や専用ケース、余りコマ、替えベルト、修理・オーバーホールを行ったときの証明書などが揃っていると、時計の価値が証明されるため査定額が上がりやすいです。
汚れをきれいにしておく
時計の査定ポイントである、傷や汚れ、変色、割れなどは、査定に大きくひびきます。
買取市場では、新品に近いほど高く売れる傾向にあるため、汚れやほこりなどが付着している場合は、柔らかい布でやさしく拭き取っておくと良いでしょう。
磨いたり削ったりするとかえって傷つけてしまうおそれがあるため、無理に傷をきれいにする必要はありません。
箱などの付属品の状態も良いと査定時の印象が良くなるため、同時にきれいにしておきましょう。
売る時期を見極める
高級時計は時期によって販売価格が変動するため、買取価格も同じく変動します。
少しでも高く売りたい場合は、販売価格が高いタイミングで売却しましょう。
たとえば、夏冬のボーナス前や入学・就職のタイミング、クリスマスといったイベント前は高級時計の需要が高まる時期なので、販売価格が上がります。
時期を見極めて売却することが高価買取の近道です。
優良な買取業者を見極める
知識不足などで本来の価値を見極められない買取業者も中には存在し、相場よりも大幅に安く買い叩かれてしまうおそれもあります。
そのため、高級時計に造詣が深い査定士がいる買取業者を選ぶようにしましょう。
時計専門の査定士であれば、ブランドの価値や相場を把握していて適切な査定額をつけてくれるほか、提示した査定額の理由も詳しく説明してくれるはずです。
買取実績が多い買取業者はそれだけ査定の経験や知識も豊富である可能性が高いので、あらかじめホームページなどでチェックしておくことをおすすめします。
複数の買取業者に査定依頼する
世の中には買取業者がありふれているため、初めて買取を利用する方はどこに依頼すればよいか迷ってしまうことでしょう。
その場合は、いくつかの買取業者に査定依頼し、見積もりをもらうことをおすすめします。
手間と時間がかかる方法ではありますが、複数の見積もりの中から最も高い査定額を提示してくれた業者に売ることで、ランゲの時計を損なく売却できます。
まとめ
ランゲ&ゾーネの時計は世界中から愛されており、中古市場でも非常に需要があるブランドです。そのため、時計のコンディションによっては、予想以上の高価買取も期待できます。
買取のコツと注意点を意識しておくだけで高く買い取ってもらいやすくなるため、売却を検討している方はぜひ査定を依頼してみることをおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございました。