IWCが高額査定になりやすい理由とは？人気モデルと買取相場まとめ

IWCはどんなブランド？

出典 : https://www.iwc.com/jp/ja/introduction-iwc-collections.html

IWC（インターナショナル・ウォッチ・カンパニー）は、1868年にスイスで生まれた時計ブランドです。

時計産業が盛んなスイスですが、IWCの工房はドイツとの国境沿いだったことや、アメリカの職人が作った時計であったことから、華やかさよりも機能性が強く現れていることが特徴です。

スイスの高いクラフトマンシップとアメリカの近代技術の融合により、高精度で高品質な時計を生み出してきました。

すべての時計は時計職人の手によって仕上げられており、製造工程や開発技術などテクニカルな部分での革新を続けているところもIWCの特徴の一つです。

IWCはどれくらいの価値がある？

IWCは、購入してから永久に修理対象となる「永久保証」を掲げています。

生産終了モデルでも修理に対応している安心感も、IWCの価値が下がらない理由の一つです。

古い時計でも使い続けられるため、買取市場ではアンティーク時計としても積極的に取引されています。

実用性を重視した頑丈なつくりや洗練されたデザイン性の高さも特徴で、年代を問わずいつまでも身に着けられる点も高評価を得ているポイントです。

IWCでは厳しい自社規格を設けており、精度の高さや衰えることのない品質に定評があります。

また、IWCは他のブランドと比べてリセールバリューが高いとされています。

一般的なブランド時計は新品価格の3割程度で買取されることが多いですが、IWCは新品価格の4～6割で買取されるケースが多いです。

人気が高いモデルであれば、オーデマピゲやパテックフィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、ロレックスなどと同程度のリセールバリューになることもあります。

IWC全体の買取相場はゆるやかな上昇傾向にあり、多少の変動はありつつも大きな値崩れはありません。

近年は安定した相場を保っているため、時計の状態によっては高額買取も期待できるといえるでしょう。

IWCの腕時計6種

IWCの時計は、現在6つのシリーズが展開されていますが、すべて高品質で実用性の高いものばかりです。

6種類すべての特徴を簡単にご紹介していきます。

ポルトギーゼ

出典 : https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/portugieser/iw371604-portugieser-chronograph.html

ポルトギーゼは、1930年代にポルトガルの時計商から高精度の腕時計を発注されたことから生まれた時計です。

懐中時計のムーブメントが用いられた大型の腕時計で、その独創的かつスタイリッシュなデザインは、ひと目でIWCの時計と分かる存在感を放っています。

近年は、革ベルトの人気上昇により急激に買取額も上がっており、高額買取が期待できるモデルです。

パイロット・ウォッチ

出典 : https://www.iwc.com/jp/ja/past-collections/pilot-watches/iw377729-pilot_s-watch-chronograph.html

パイロット・ウォッチは、1930年代に英国空軍のパイロット向けにデザインされた時計です。

当時のパイロットが手袋を着用したままでも時刻を調節しやすいよう、リューズがつまみやすい大きさになっています。

コックピットデザインとも呼ばれており、コックピット内でも文字盤が読み取りやすいシンプルで落ち着いたデザインが特徴的です。

世界で限定1000本のみ発売された『プティプランス Ref.IW500908』は、状態によっては1000万円を超える高額査定になるでしょう。

インヂュニア

出典 : https://www.iwc.com/jp/ja/past-collections/ingenieur/iw357001-ingenieur-automatic.html

エンジニア向けに誕生したインヂュニアは、磁気の発生する場所でも使えるように開発された超耐磁時計です。

当時は強い磁気環境で働く人々だけが使用していましたが、パソコンなどの機器が普及した現在では、エンジニア以外の層からも広く愛用されるようになりました。

インヂュニアのヴィンテージアイテムは特に高額査定が期待できます。

ポートフィノ

出典 : https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/portofino/iw344601-portofino-perpetual-calendar.html

ポートフィノは、イタリアにあるリゾート地域「ポルトフィーノ」が由来となっています。

美しく洗練されたデザインが特徴で、フォーマルな場にもぴったりな時計です。

こちらも、希少価値の高い一部のヴィンテージ品はかなりの高額査定になる可能性があります。

ダ・ヴィンチ

出典 : https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/da-vinci/iw392103-da-vinci-perpetual-calendar-chronograph.html

ダ・ヴィンチは、1985年にダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダーにて採用され、人気が衰えないモデルです。

時期によりデザインの雰囲気が変わるため、買取相場にも幅があります。

アクアタイマー

出典 : https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/aquatimer/iw376806-aquatimer-chronograph.html

アクアタイマーは、IWC唯一のダイバーズウォッチで、高い防水性能を誇ります。

深海でも瞬時に時間が分かるように、針と文字盤には特殊な夜行性塗料を使用しています。

実用性だけでなくデザイン性も兼ね備えており、ダイバーが求める機能と高い視認性を両立させた技術が世界中で評価されている時計です。

IWCの買取相場

IWCの時計についてご紹介しましたが、どれくらいの買取額がつくのか気になるところではないでしょうか。

ここでは、IWCの時計の買取相場を下表にまとめています。

モデル名	買取相場
ポルトギーゼ	30万円～170万円
パイロットウォッチ	20万円～40万円
インヂュニア	20万円～40万円
ポートフィノ	10万円～80万円
ダ・ヴィンチ	10万円～300万円
アクアタイマー	20万円～60万円

時計の買取相場は、状態などにより随時変動するものです。

あくまで参考として、おおよその相場感をつかんでみてください。

IWCを高く買い取ってもらうコツ

IWCなどの高級時計は、ちょっとした工夫で買取額が大幅にアップすることもあります。

少しでも高く売りたい方のために、おさえておきたいポイントをご紹介していきます。

きれいな状態にしておく

少しでも高く売るためには、日頃のお手入れや保管方法がとても重要です。

時計を使ったあとはマイクロファイバークロスなどで皮脂や汚れを拭き取ったり、直射日光や磁気の影響を受けない場所に保管したりなど、常に配慮しておくと良いでしょう。

ブレスレットの細かい箇所は綿棒などを使用すると汚れが落としやすいです。

ただし、汚れが落ちないからといって強くこすったり磨いたりすると、時計を傷つけてしまうおそれがあります。

本来の価値を下げることがないよう、やさしく丁寧に汚れを落としましょう。

付属品を揃える

箱や保証書、ベルト、コマ、説明書など、時計を購入した際に付属したものはできるだけ揃えて査定に出しましょう。

高級時計は、付属品の有無で査定額が大きく変わることも多いです。

付属品は、その時計が本物である証明になり、査定時間の短縮につながることがあります。

査定ポイントとしては、購入時の状態に近いほど買取額が上がりやすいです。

複数の買取店で査定を依頼する

高級時計のように高価なものほど、買取店によって査定額に差が生じやすいです。

アイテムの価値だけでなく、販売ルートや修理環境、店舗コストなど、さまざまな要素を加味した上で査定額を算出するためです。

少しでも高く売るためには、複数の買取店に査定を依頼することをおすすめします。

複数の査定額を比較することで、もっとも高く買い取ってくれるところを選択することができます。

まとめ

IWCの時計は高精度かつ高品質で、多くの人々に愛されています。

「永久保証」を掲げている安心感や、実用性・デザイン性の高さも、長年評価されている理由です。

リセールバリューが高いこともIWCの特徴で、状態次第では高額買取も期待できます。

買取のコツなどをぜひ参考にしていただき、納得のいく価格で売却しましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。